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繁殖ピーク期の産卵の安全を守るため、22日間のヒルサ(イリッシュ)の漁獲、販売、貯蔵、輸送の禁止が今日始まった。
漁業・畜産省は27県約7千立法キロメートルの河川エリアを、ヒルサの養育場として選定した。
制限は11月2日まで続く。母ヒルサの群れは10月(ベンガル暦アシュウィン)の満月の数週間前、流れに逆らって海から川へと泳ぎ始め、産卵後海へ戻る。
これらの県以外全ての沿岸地域と河口も禁止区域に入る。ヒルサの漁獲、販売、貯蔵、輸送を取り締まる取り組みが行われる。
漁師や取引業者、地元の人々に母ヒルサ保護への関心を高めてもらうため、漁業省は県下で様々な取り組みを行ってきた。
People buying and selling hilsa at Karwan Bazar wholesale fish market on the last day before a 22-day government ban on hilsa catching, storing and transportation kicks in. Even though prices were lower a few days ago, people were eager to buy the national fish yesterday. Photo: Anisur Rahman
繁殖期の取り組みが改善したため、今年ヒルサの漁獲はかなり増えた。禁止期間のヒルサの漁獲、売買、取引に対する警戒を高め、違反者への頻繁な取り締まりを増やした。
政府は生計をヒルサの漁獲に大きく頼っている漁師に米を支給している。
ボリシャル(Barisal)では漁業局の関係者が複数の場所でポスターやたれ幕を持ち、禁止期間中にヒルサを獲らないよう呼びかけた。また禁止の重要性について、漁師との意見交換会を開催した。
バズラル ラシド漁業局長は、22日間の禁止期間中、約25万匹のヒルサが守られるだろうという。
「我々は禁止期間中、ボリシャル管区の漁師23万7943世帯それぞれに、20キロの米を配布しています」
局長は補足した。
チャンドプール県では731トンの米を漁師4万1042世帯に配布している。アブダス サブール モンドル県令は話した。
ヒルサの貯蔵を停止するため、禁止期間には県の冷凍保管庫を閉鎖することを決めたという。
県の漁業担当者のシャフィカル ラーマン氏は、チャンドプールサダル、ハイムチョル、マトラブウッター、ダッキシン郡の20自治体の漁師や地元民に対し、母ヒルサ保護への関心を集めるために宣伝活動を行ったと話した。
政府は2003~04年からヒルサの繁殖を保護するため、漁獲禁止を課している。
通常の禁止期間は15日間だが、今年は延長された。研究者が過去数年間、卵を持ったヒルサが15日の禁止期間前後に漁獲されていたことを突き止めたからだ。
27県は以下の通り。チャンドプール(Chandpur)、ラクシュミプール(Laxmipur)、ノアカリ(Noakhali)、フェニ(Feni)、チッタゴン(Chittagong)、コックスバザール(Cox's Bazar)、ボリシャル(Barisal)、ボラ(Bhola)、ポトゥアカリ(tuakhali)、ボルグナ(Barguna)、ピロジプール(Pirojpur)、ジャロカティ(Jhalakathi)、バゲルハット(Bagerhat)、ショリオトプール(Shariatpur)、バラマンバリア(Brahmanbaria)、ダッカ(Dhaka)、マダリプール(Madaripur)、ファリドプール(Faridpur)、ラジバリ(Rajbari)、ジャマルプール(Jamalpur)、 ナラヤンガンジ(Narayanganj)、ナルシンディ(Narsingdi)、マニクガンジ(Manikganj)、ムルシガンジ(Munshiganj)、クルナ(Khulna)、クシュティア(Kushtia)、ラッシャヒ(Rajshahi)。
The Daily Star Oct 12 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/22-day-hilsa-ban-begins-1297732
翻訳:米澤
#バングラデシュ #ニュース #漁業 #ヒルサ
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