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中国はバングラデシュへの投資を加速させて生産能力協力を強化する協定の下、今後5年間で230億ドル(2兆3900億円)以上を投じる可能性がある。
中国の習近平国家主席による本日の画期的訪問の折、バングラデシュの財務大臣と中国の商業大臣が協定を締結するものと思われる。
投資と生産能力協力を強化する旨の協定草案は月曜日、内閣で承認された。
了解覚書(MoU)草案によると、中国とバングラデシュの双方が社会基盤(インフラ)建設やエネルギー、電力、輸送、通信といった分野で、組織や企業による協力、経済や産業その他分野の特区設置を推進するとされる。
匿名希望の財務省職員によると、MoUは初期段階で28プロジェクトの名前を含んでおり、中国からの資金提供額には触れていないという。双方の協議に応じ、さらに多くのプロジェクトが組み込まれるという。
幾つかのプロジェクトは、既に国家経済会議実行委員会(ECNEC)や経済に関する内閣委員会で承認を受けていると職員は話した。
さらに政府の当初見積もりでは、中国からの資金提供額は約230億ドル(2兆3900億円)で、5件の協力提案がなされるという。
協力の内容は"直接及び間接投資"、"インフラの建設及び運営、計画、設計、供給、技術協力"、"経済区及び産業区、サイエンスパーク、加工区、開発区、経済特区の建設"、"技術の伝達および移転"、"人的な交流や訓練"、"労働サービス協力"だ。
必要であれば双方が共同で投資や生産協力に関する中長期開発計画を策定し、MoU内で言及する主要プロジェクトの一覧を調整するという。
草案によると、中国からの譲与的資金に支援されるプロジェクトに関してバングラデシュは、現行の国内法と中国の関連政策に従い、実施のため、中国企業を選択するという。
資金供与が適切に実施されるため、バングラデシュの経済関係局と中国の対外投資・経済協力局が共同で取り組む。
必要であれば、問題解決のための会合が時々開かれる。
財務省職員によると、MoUの有効期間は2年間で、どちらか一方が相手側に対して満了日の6ヶ月前に契約を終了する旨の書面を送らない限り、2年間の自動延長になるという。
双方の希望があれば、MoUの有効期間をさらに延長することも可能だ。
シェイク ハシナ首相は2009年の就任以来、2010年の3月と2014年の6月の2回に渡り中国を訪問している。
2014年の訪問後、バングラデシュは中国政府に数十件のプロジェクト一覧を送り、低金利の貸し付けを求めた。
バングラデシュは習国家主席の2日間の訪問の際、大型契約の締結を期待していると職員は話す。
バングラデシュ政府の当初見積もりによれば、中国は電力、エネルギー部門の8プロジェクトに55.2億ドル(5740億円)の資金を提供するとされる。
さらに総額66億4千万ドル(6900億円)となる鉄道部門の5プロジェクトへの資金提供にも興味を示す。これらのプロジェクトには、172キロメートルのパドマ鉄道接続が含まれる。
北京は道路橋梁省管轄の4プロジェクトに対し、66億5千万ドル(6910億円)を提供すると思われる。これらのプロジェクトにはダッカ(Dhaka)-アシュリア(Ashulia)高架高速道路、ダッカ-シレット(Sylhet)4車線幹線道路、シタクンド(Sitakunda)-コックスバザール(Cox's Bazar)海岸高速道路が含まれる。
中国は5つの生活プロジェクトに13億1千万ドル(1360億円)を、情報通信技術(ICT)部門の4つのプロジェクトに11億5千万ドル(1190億円)を提供するものとされる。
中国の投資を招き入れるため政府は、既にチッタゴン(Chittagong)のガザリア(Gazaria)とアンワラ(Anwara)の経済区を中国投資家向けに割り当てている。
中国はこれらの経済区の開発のため、低金利貸し付けを提案すると思われる。財務省の別の匿名職員が特派員に話した。
MoU以外に、1億8400万ドル(191億円)の貸し付けによる中国船舶6隻の購入や、2億8千万ドル(291億円)の貸し付けによるダシェルカンディ水処理工場の設置を含む3プロジェクトの貸し付け枠組み協定も締結されると思われる。
バングラデシュ独立以来、中国は低金利貸し付けや無償供与の形で、15億1900万ドル(1578億円)を提供する。このうち9億1600万ドル(952億円)は2010会計年度から2016会計年度の7年間に提供されたものだ。それ以前の7年間、2002会計年度から2009会計年度には3億300万ドル(342億円)が提供された。
The Daily Star Oct 14 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/high-hope-chinese-investment-1298539
翻訳：長谷川
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