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政府が非政府機関(NGO)に慎重なアプローチを取ったことで、2015-16会計年度、NGO局を通じて外国からNGOに提供された金額は前年よりも15%減少した。
報告書によると、NGO局は2015-16会計年度に6億4055万ドル(667億円)を補助金として支出したという。前年度は7億4986万ドル(781億円)だった。
だが2015-16会計年度の資金提供の合計額は8億716万ドル(908億円)であり、前年から34%増加した。
NGO局の上級職員によると、政府は国内で運営するNGOに対する監視活動を強化しており、このことが全体の寄付合計に影響を及ぼした可能性があるという。
「本当にNGOが資金を然るべき場所に使っているか調べるため、我々は厳しい措置を取りました」
NGO局のムド アシャドゥル イスラム局長は話す。
支出に不正が見られた場合、そのNGOに厳しい措置が取られ、場合によっては認可が取り消される。NGO局はこれまで484団体の認可を取り消した。
寄付額が15%減少したことは懸念事項ではないとイスラム氏は話す。寄付額が減ったのはこれが初めてではないというのだ。
「我々は提供者の方々から多額の寄付を受け取りました。これは現会計年度に支出します。NGOの界隈は加速するでしょう」
2011-12会計年度以降、NGO局の支出額は毎年5から10%の割合で拡大している。
NGO局はここ数年間、年平均で約1100件のプロジェクトを承認してきたが、昨会計年度は986件に減少した。
「このことが支出額に影響を与えた可能性があります」
NGO局によると、1990-91会計年度に同局が設立されて以来、昨会計年度まで累積寄付額95億2千万ドル(9915億円)に対し、合計79億5千万ドル(8280億円)を支出したという。この間2万3217件のプロジェクトを承認した。
9月時点でバングラデシュ内の登録済みNGO総数は2498団体だが、それら多くは現在活動していない。
The Daily Star Oct 16 2016
http://www.thedailystar.net/business/foreign-funding-ngos-shrinks-1299316
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #NGO #寄付
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