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グラミンフォンの7-9月期(第3四半期)の純収益は、前年比55.7%増の64億4790万タカ(83億3190万円)になった。データ通信量の増加が主要な要因だ。
携帯電話会社大手グラミンフォンは今年最初の9ヶ月間で、171億4790万タカ(226億9030万円)の純収益を記録した。昨年同期の純利益は146億1820万タカ(193億4300万円)だった。
「ここ最近では一番の四半期です。売り上げの伸びは勢いを増し、確固とした成長を成し遂げています」
グラミンフォン経営責任者のラジェーブ セティ氏は話す。氏は来月会社を離れる。
データ通信は音声通信と共に好調だ。セティ氏は昨日ダッカ(Dhaka)で開かれた記者会見で話した。
グラミンフォンのデータ通信収入は第3四半期、昨年から72.1%伸びて40億タカ(53億円)になった。音声通信収入は6.6%成長した。
セティ氏によれば、以前はデータ通信収入が伸びる中で音声通信収入が落ちることもあったが、今回は両方の部門で伸びたという。
生体認証も成長の要因となったかもしれないとセティ氏はいう。
複数のSIMを用いる利用者の仕様は存在するものの、グラミンフォンが顧客の主要な選択であると、同社の財政責任者ディリプ パル氏は話す。
以前複数のSIMを使っていた顧客は、今はグラミンフォンのみを使っているとパル氏。
「グラミンフォンはこの第3四半期で2桁成長を遂げ、最大収益を記録しました」
グラミンフォンの総利益は第3四半期に11.2%の成長を記録し、294億タカ(389億円)に達した。同期間の1株当たりの利益は4.78タカ(6.32円)だった。
「我々はこの収益成長の加速と営業費用の統制から、確固とした純収益を実現しました。我々が現在経験している音声やデータ利用の有望な成長は、ネットワークや市場に続けてきた投資を反映したものだと考えています」
とパル氏。
グラミンフォンは収益や利益性だけではなく、あらゆるビジネス指標に関しても大きな改善を見せている。
報告書によれば、直近の7四半期連続で通話時間や顧客1人当たりの平均収益、顧客1人当たりの平均データ使用量は大きく伸びたとされる。
だがグラミンフォンは加入者数ではマイナス成長だった。8月末までに一部の顧客が再登録を行わなかったため、310万個のSIMを遮断せざるを得なかったことが原因だ。
9月末時点では総加入者数は3.3%減少し、5500万人になった。
グラミンフォンは現在、第3世代(3G)通信の普及率が95%以上であり、顧客のうち2290万人はインターネットを利用している。
市場シェアに関していえば、2015年第4四半期の42.4%から、2016年7月には43.7%に向上した。
The Daily Star Oct 20 2016
http://www.thedailystar.net/business/telecom/gps-net-profit-jumps-data-service-1301218
翻訳:長谷川
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