ティースタ川とダーラ川チャー(中州)の農家は今年、洪水耐久性を持つアマン米品種が豊作で喜んでいる。
今年、アマン稲が15~20日間洪水に浸かったため、見込んでいた生産量を収穫することをあきらめていたが、特殊なこの品種は自然災害を生き抜いて復活したと農家たちは話した。
ティースタ川パードダワバリチャーのナズラル イスラムさん(62歳)は話す。
「8ビガの土地で育てたアマン稲が長時間水に浸かったため、私は見込んだ収穫高をあきらめました。しかし過去1ベガあたり15~16マウンドだったのに対し、19マウンドの米を収穫しました」
ハティバンダ郡ダッキンダワバリチャーのサマド ミアさん(55歳)は話す。
「私は15ビガの土地5ヶ所で102マウンドの米を収穫しました。10~12日以内に残りの10ビガでアマン稲を育て始めます」
ミアさんは洪水で浸水した田んぼの豊作を今まで見たことがないという。
ダワバリチャーのナスルル イスラムさん(48歳)は、洪水被害にあった6ビガでのアマン米豊作を喜び、2週間以内にアマン稲を育て始めようと考えている。
ラルモニルハット(Lalmonirhat)サダー郡ボワルマリのアジズ イスラムさん(55歳)は、水が田んぼから引いた後、雨が降ってアマン稲に新しい生命が宿ったという。
「洪水耐久性のあるアマン米品種を洪水から守るため、いつもチャー部分で育てますが、今年は水が溜まったままでした」
農業普及局(DAE)関係者は今年1万ヘクタールの土地、特にティースタ川やダーラ川チャーで、アマン米が洪水の被害を受けたと話した。アマン米はラルモニルハット県5郡で今年8万1500ヘクタールを目標に、8万4848ヘクタールで栽培されたという。
DAEのビダブソン ロイ副局長は、洪水が引いた後の雨が、チャーで豊作になった理由だと話した。さらにアマン稲が水に浸かっている間晴れていたため、稲が必要な栄養分を吸うことができたと補足した。
バングラデシュ/The Daily Star Nov 01 2016
http://www.thedailystar.net/country/bumper-aman-yield-despite-flood-1307572
翻訳:米澤
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