中小企業に新たな融資窓口

中小企業は資本市場から資金を募るため、取引窓口を新たに持つ。それは融資の代替源を探す小規模企業家にとって良いニュースだ。

最低払込資本が5000万タカ(6651万円)の会社はその窓口を使って資本を募る資格がある。(小資本プラットフォーム)

だが企業はプラットフォームに上場し、"適正投資家"から最低5000万タカの融資を募らなければならない。一方発行済み払込資本は3000万タカ(3991万円)を超えることはない。先週発行された官報による新しい規則による。

"適正投資家"とは投資に十分な知識を持った融資機関や富裕層を意味する。融資機関は外国為替引き受け銀行や投資運用資金管理者、資産管理会社、投資信託会社、その他の集合投資スキーム、株式売買人や仲介業者、銀行や金融機関を含む。

バングラデシュ証券取引委員会はポテンシャルはあるが十分な資金を持たない中小企業の成長を促進するため、中小企業規則による有資格投資者出資2016という新たな規則を8月に承認した。

規則によると、バングラデシュ中央銀行株式会社は適正投資家のため、新たなの受益株主口座を作る。

新しいプラットフォームへ上場後、従来の投資家は中小企業の取引に参加することが許されなくなる。

さらには中小企業は融資を募るため、新規株式公開(IPO)の方法が使用できなくなる。現在の規則では最低払込資本が3000万タカの企業がIPOを行うことを可能にしている。

新しいプラットフォームへ上場後、中小企業の払込資本が3000万タカを超えると、中央取引市場へ登録を申請することができる。

中小企業株式は電子や証券発行を伴わない形でなくてはならない。適正投資家が所有する株式のため、1年という固定期間ができる。

取引、清算、決算、取引期間は主要株式取引所のようになるだろう。取引は現在の株式仲買人を通して行われる。

中小企業ではない企業は新たなプラットフォームに直接登録できる。企業は固定価格方式か、ブックビルディング(需要積み上げ)方式のどちらか一方に従って登録される。

株式発行企業は株式取引の際、市場で流動性を保持するため、最低でも1人マーケットメーカーを任命する。証券取引所は新機構の意識向上プログラムを開催する。

マーケットメーカは有価証券のディーラーか、いつでも指定した価格で売買を引き受けられる資産を持つものがなる。

バングラデシュ/The Daily Star Nov 07 2016
http://www.thedailystar.net/business/small-cap-firms-get-separate-platform-raise-funds-1310557

翻訳:米澤 
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