土曜日、小さな女の子モイナちゃんはボグラ(Bogra)県のサトマタ(Satmatha)-ティンマタ(Tinmatha)道路中央分離帯で家政婦を待っていた。
モイナ カトゥンちゃん(5歳)はリキシャ引きのアブル カシェムさんと学生食堂で働くシェファリ カトゥンさんの娘だ。両親はガイバンダ(Gaibandha)県プルッチャリ(Phulchhari)郡バーラトカリ(Bharatkhali)村で生まれ、セウジガリ(Seujgari)地区の借家で5年間暮らしている。
モイナちゃんは母親が自分と弟のシャキルちゃん(3歳)に食べ物を持ってくるのを待っている。カシェムさんはシェファリさんが帰宅した後、リキシャ引きの仕事に行く。
分離帯ではモイナちゃん以外にシミちゃん、ラトナちゃん、サデクルちゃん、ウパマちゃん、オイシちゃん、ショバちゃん、アラムちゃんもいた。みんなボロボロの服を纏い、痩せた体は貧困による栄養不足を物語っていた。
子どもたちの母親は大抵家政婦や学生食堂で働き、父親は殆どが日雇い労働者かリキシャ引きだ。多くは他県からこの町にやってきた。
ウパマちゃんの父親でジャムナ流域のサリアカンディ(Sariakandi)出身のウトパル クマールさんは、深刻な貧困のため、子どもの世話ができないと話した。
ショバ カトゥンちゃん(6歳)の父親エルファン アリさんは、家族を養うため、夜明けから日没までリキシャバンを引いているが、3人の子には十分に食べ物や衣服を与えられていないと話した。
ジャーナリストのマスドゥール ラーマン ラナさんによれば、地元の児童福祉組織"モウマチケラゴール"や地元の裕福な人々がこうした子どもたちに衣服や本、教材、遊び道具を提供しているという。
シャヒードジアウルラーマン医科カレッジ病院のシャフィクル アラム博士は、食べ物不足や不十分な世話、不潔な環境での生活で、子どもたちは発達の機会を奪われていると話す。
社会福祉官のモハンマド カムルル イスラム氏によれば、政府は国内の困窮家庭の子供に全面的な支援を提供する準備ができているという。
AKM マーブブール ラーマン市長によると、市自治体は親たちに子どもの世話についての認識を形成するよう試みているという。
バングラデシュ/The Daily Star Nov 08 2016
http://www.thedailystar.net/country/the-uncared-1311166
翻訳:長谷川
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