南バナスリーの危険な生活

南バナスリーの危険な生活
南バナスリー(Banasree)の居住者は感電の危機下にある。地域の数百件の家では竹柱を使って電線を引き込み、電気を利用しているからだ。

居住者によれば、通常家の所有者は近くの電柱から電線を接続する必要があるが、住宅会社が電柱を設けていないため、J、H、Mブロックを含むこの地域の居住者は竹柱に頼っているという。

この状態は数年間続き、居住者は公共サービスを確保するため、住宅プロジェクトの要請に従ってお金を出した。

この場当たり的で間に合わせの対処は重大な事故を招く可能性があると居住者はいう。彼らは仮設メーターを使い、定期的に料金を支払っているという。

「政府は動き出しており、間もなく電柱が設置されるでしょう」
東部住宅株式会社がバナスリーで行う住宅プロジェクトの現場担当者モハンマド ナディム氏は話した。

「我々はこのプロジェクトの下、他の公共サービスを提供し、道路を建設しました。政府には申請を出しましたが、手続きに時間がかかります」
とナディム氏。

ダッカ配電会社(DPDC)バナスリー支部の職員は取材に対し、同社は3月以来、新しい接続を配給していないと話した。

だが南バナスリーの100以上の家は電柱を使っていないが、仮設メーターを備え付けていたという。
「DPDCバナスリー支部の下、我々は主要な道路を中心に314本の電柱を設置するため取り組んでいます」

「半径100メートル以内の家をカバーできる電柱を1本設置するには、7万タカ(9万3千円)から10万タカ(13万3千円)がかかります。住宅会社が電柱を建てていればこの問題が浮上することはなかったでしょう」
DPDCの職員はいう。

「これほど長く待たなければならないとは、本当にいらいらさせられます。住宅会社が電柱を建てることになっていましたがまだ動いていません」
ある居住者は話す。

現地を訪れた際、電線を引き込むために数本の竹柱が立てられていた。その多くは不安定に傾いていた。

この状況ではいつでも大事故が起こるだろう。東ランプラ(Rampura)居住者のジアウル ホクさんは恐れている。

「5ヶ月ほど前、50フィートほどの電線が家から盗まれました。1日、電気無しで過ごすことになり、結局7千タカ(9300円)を支払って新しい電線を買いました」
10号道路(Mブロック)のある居住者は話す。

南バナスリーのバガンバリ(Baganbari)に住むヌルル アラムさんによると、配電会社は他の電柱から電線を引けば、仮接続を得られると提案したという。

「ですがデムラ(Demra)やランプラから来る大型車が毎日ここを走っているため、電線が絡まったりちぎれたりする可能性が非常に高いのです。数日前には電線がトラックに絡まって道路に落下し、その後DPDCが修理しました」

また竹柱は頑丈ではなく、軽い風でも簡単に地面から抜けたり損傷したりするとヌルルさんは話した。

バングラデシュ/The Daily Star Nov 08 2016
http://www.thedailystar.net/city/risky-living-south-banasree-1311310

翻訳:長谷川 
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