家族とDNAがマッチしたことで、グルシャン(Gulshan)のカフェ襲撃事件の首謀者タニム アーメド チョウドリー容疑者の身元が確定した。
タニム容疑者の体から採取されたDNA標本は、父親シャフィ アーメド チョウドリーさんやカナダ在住の家族とマッチした。ダッカ警視庁(DMP)警視監(メディア担当)のマスドゥール ラーマン氏が昨日明かにした。
DMP反テロリズム課がカナダの警察に送ったサンプルの分析結果が先日、ダッカに送られてきた。
タミム容疑者は初期段階に以前撮影された写真で特定され、8月27日にナラヤンガンジ(Narayanganj)で行った警察の強襲で2人の共犯者と共に射殺された。
捜査担当者によれば、タミム容疑者はバシュンダーラ(Bashundhara)の拠点からグルシャン襲撃犯5人に同行し、7月1日午後8時40分ごろに始まった12時間の包囲の直前、彼らと別れたとされる。
特殊部隊が襲撃犯5人を射殺するまでの間、外国人17人と警察官2人を含む人質20人が殺害された。
警察によると、タミム容疑者は7月7日、ショラキアで行われた最大のイード集会の会場付近にCNG(天然ガス)自動リキシャで襲撃犯を連れていき、指示後、ナラヤンガンジ県を離れたとされる。タミム容疑者は全国多数の秘密攻撃を取りまとめていた。
タミム容疑者は1986年7月25日カナダのウィンザーで生まれ、長い期間をカルガリーで過ごし、イスラミックステート(IS)に加入してシリアへ向かった人たちと付き合いを持っていた。
タミム容疑者がもたらした脅威により、ウィンザーの宗教指導者らは2013年ごろに彼に対し、モスク(礼拝堂)で若者らと関わらないよう求めていた。
ジョージワシントン大学で過激派についての講義を行っていたアマールナト アマラシンガム氏は2015年、ウィンザーでジハード戦士を調査した際、タミム容疑者について初めて知った。
アマールナト氏はシリアの戦闘で負傷した後、カナダに戻ってきたアーメド ワシーム(別名アブ トゥラブ)というジハード戦士の友人らにインタビューを行った。その時にタミム容疑者の名前が出てきたのだ。
タミム容疑者はテロリストになるためにシリアに旅立ったと考えられている。ワシームの友人はアマールナト氏に対し、タミム容疑者がカナダで法執行機関から嫌がらせを受けたことで、バングラデシュに帰ることを決めたと話した。
警察によれば、その後タミム容疑者は若者を募って過激主義を植え付け、冷酷な襲撃を首謀したという。
バングラデシュ/The Daily Star Nov 09 2016
http://www.thedailystar.net/city/tamims-identity-confirmed-thru-dna-match-family-1311784
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #ダッカ人質事件
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