スリランカとFTA締結へ

バングラデシュとスリランカは2国間貿易を加速するため、自由貿易協定(FTA)の調印に合意した。昨日商業省が発表した。

「バングラデシュはスリランカとのFTAを模索しています」
商業省スポークスマンのラティフ バクシ氏はトファイル アーメド商業大臣の言葉を引用した。アーメド大臣は合同経済委員会(JEC)の会議に参加するため、現在コロンボに滞在している。

「スリランカも我々と、FTAに調印する意向を示しています」
FTAは手続き完了後、まもなく調印されるという。

今年南アジア諸国との間で行われるJEC会議は5回目だ。

スリランカのリシャド バティウディーン産業商業大臣が自国の代表団を率い、会議に参加した。会議ではFTA調印が議題に挙げられた。

これが調印されれば、バングラデシュにとっては初の自由貿易となる。通常バングラデシュは後発発展途上国の一員として多くの国から輸出関税免除の恩恵を受けているが、スリランカは発展途上国であり、そのような貿易特権は保有していない。

アーメド大臣によれば、FTAはバングラデシュの輸出を促進し、スリランカはバングラデシュから世界水準の商品を低価格で購入できるようになるという。

2015-16年度、バングラデシュとスリランカの2国間貿易額はわずか7600万ドル(80億円)で、このうちバングラデシュの輸入額は4555万ドル(48億円)、スリランカの輸入額は3045万ドル(32億円)だった。

アーメド大臣によれば、バングラデシュで生産する衣料品や医薬品、セメント、紙、電気製品、ジュート製品は、スリランカで高い需要があるという。

バングラデシュ/The Daily Star Nov 10 2016
http://www.thedailystar.net/business/global-business/bangladesh-sri-lanka-agree-sign-fta-1312198
翻訳:長谷川 
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