私たちの周りには助けてくれる人が多くいる。38歳のマウブーブ ロマーニ氏もその一人で、愛する人たちに"ママ"と呼ばれている。
ダッカ(Dhaka)のミルプールに住むマウブーブさんは7年の間、70人の子どもたちの保護者、指導者、先生、友人として働いてきた。彼の物語は刺激に満ちている。
貧しい子どもたちへの援助は自分の住む地域から始めた。自らの私費で学校手数料、制服、本、食べ物、家族のため少しの奨学金まで提供した。また自分の家で毎週、集会を開いた。子どもたちはママと一緒に時間を過ごすことで元気づけられ、宿題まで手伝ってもらった。そして徐々にアートや音楽、詩の創作、教育ビデオの鑑賞などの活動に発展していった。マウブーブさんの深い関わりと励ましは子どもたちの創造力をかき立てていった。
時間が経つにつれて、福祉が必要な貧しい人々の数が70人に増えた。
マウブーブさんは1人でこの旅を続けてきたわけではない。妻のアヤサ アクターさんや家族、友人のシャリフル イスラム カーンさんに助けてもらったことに感謝している。そのうえ今では教育を受け、権限を与えられた最年長の生徒が、最年少の生徒の面倒を見ている。グループは先生や武道の金メダリストとともに、3~15歳の大半が女子で構成されている。
Mahboob Robbani
「子どもたちはここで身につけたものを正しく使うと信じています。私は子どもたちはみんな適切な教育を受け、健康で、質の高い暮らしをする基本的人権があるという単純な考えに基づいて活動しています」
マウブーブ氏は話す。
無神論者の両親が娘や息子を結婚させようとして学校を退学させるなど、活動が課題に直面することもよくある。ありがたいことにマウブーブさんは毎回不利な立場に立ち向かい、子どもやその家族にとって有益な解決方法を見つけてきた。
だが2年前、マウブーブさんは不安定な病気と診断され、貿易会社の最高経営責任者(CEO)の仕事をやめなければならなかった。それ以来70人の彼の家族を支えるため、コストを削減することが仕事になった。マウブーブさんは子どもたちの未来を心配している。ママバリのこの心強い努力を続けていくため、いろんな人の訪問や貢献を歓迎している。
マウブーブ ロマーニ、ママバリさんについては以下を見てください。
www.facebook.com/mamabarite
ママバリについてより詳細な記事は11月24日のSHOUT誌に掲載されます。
バングラデシュ/The Daily Star Nov 13 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/change-makers-clouds-over-mama-bari-1313875
翻訳:吉本
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