モノのインターネット(IoT)は製造業で効率性を挙げ、セキュリティを強くし、日常生活を快適にする。この分野の国際的専門家は話した。
例えばもしシステムがIotを通じて監視できるとしたら、バングラデシュの衣料品部門の火災関連の事故は90%減少する。米国コロンビア大学のマイケル ワン教授は話す。
IoTは日常生活のモノがネットワーク接続を持ち、そのモノがデータの送受信を可能にするという期待のインターネット発展形だ。
「現在多くの機器がインターネットに接続されています。スマートチップをインストールすることで、衣料縫製工場は全システムを事務所や家から監視することができます。緊急事態の際には予防策を講じることができるのです」
ワン教授は昨日のインタビューで話した。
ワン氏は現在ダッカのシャモリで、バングラデシュ初のIoT研究所の設立を援助するため国内に滞在している。
バングラデシュでよく知られるソフトウェア会社データソフトがこの研究所を作っている。約300名の学生が4ヶ月コースでIoTシステムの資格を取る。
この最先端のIoT研究所ではすでに複数の公立・民間大学から集まった30名の学生が授業を受け、ダッカ市の様々な問題の解決策を探そうと試みている。
この研究所は米国、日本、バングラデシュの協力の成果である。
今日、ジュナイド アーメド パラクICT担当国務大臣によって正式に開校する。アメリカのマーシア バーニカット大使も出席する。
コース修了後、多くの参加者がデータソフトに採用される。何人かは起業したり、その他の企業に入社する選択をするだろう。
コロンビア大学でIoTコース課程を作ったワン氏は、学生たちは並外れて優秀でモチベーションがとても高いと話した。
「現在、学生はダッカ市に立ちはだかる現実の暮らしの、様々な問題に対する洗練された解決策を探そうと挑戦しています」
研究所はIoTを容易に使用可能にするが、課題は最良な使用法を探すことにある。
「学生はダッカの交通渋滞の解決策を探し出そうとしていて、私はその解決策を生徒たちが見つけてくれることにとても期待を持っています」
授業ではさらにゴミの収集方法や工場生産がより効率的になる方法を探求しているという。
「私たちがIoTを生産性に応用することができれば、効率が上がりビジネスをする新たな機会を創るでしょう」
だがIoTが全ての問題に解決策を与えられる訳ではないことを、人々は覚えておかなければならないと補足した。
だが先進国市場ですでに花開いていることから、IoTは発展途上国や新興市場で重要な問題解決者になりうるという。
IoTの一部はスマートホームを商売や警備システムから遠ざける。それは都市に住む人々が生活するため、安全な場所を提供することを期待できる。
例えばダッカ市民の大部分がガスストーブを使用しており、時々ガス漏れがあったり、居住者がストーブを消し忘れることで問題が発生する。
「しかしIoTでWi-Fiに接続されたガス感知器でガス漏れを監視し、自動的にストーブの電源を切ることができます」
インターネットに接続されたその他のスマートホーム設備についても同じことが起こるとワン氏。インターネットに接続された機器数は2020年まで世界で150億に上り、人間の数よりはるかに多くなると話した。
バングラデシュ/The Daily Star Nov 13 2016
http://www.thedailystar.net/business/datasoft-plans-big-tech-solutions-1313914
翻訳:米澤
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