2015年の世界全体のテロ攻撃のうち4%がバングラデシュで起こったとテロ傾向調査報告書が明らかにした。
水曜日に発表された世界テロ指数2016は、バングラデシュを130ヶ国中22位とした。
シドニーを拠点とする経済平和機構(IEP)による指数報告書によれば、2015年、23ヶ国がテロによる死亡者数で過去最高を記録した。
2015年、10%の減少を見せたにも関わらず、世界では総勢2万9376名がテロ攻撃で命を落とした。
世界全体のテロのうち南アジアでは係争地域のアフガニスタンが2位となり、2015年のテロ攻撃の14%を占めた。順位表ではテロ攻撃の8%をパキスタンが占め4位、インドが7%で8位だった。
Terrorism claims at least 1,175 lives in Bangladesh in 2015. Screengrab taken from the IEP report.
「2015年もバングラデシュにとって困難な年だった。結果としてテロ攻撃や死亡者が最多となった...。459回のテロ攻撃で75名が死亡した」
だがバングラデシュのメディア報道は、2015年、国内では28回のテロ攻撃があり、30名が命を落としたという。
バングラデシュ国内のテロ攻撃は、総勢29名が死亡した2016年7月のホーリーアルチザンベーカリー攻撃への関与疑惑があるグループ"ジャマートゥル・ムジャヒディン"(JMB)のような国内グループによって引き起こされたと報告書は指摘した。
「しかし2015年、初めてインド亜大陸のアルカイダとISIL国内支部がテロを起こし、11名が亡くなった」
報告書は補足している。
Terrorism claims at least 1,175 lives in Bangladesh in 2015. Screengrab taken from the IEP report.
さらにアルカイダの最新支部であるインド亜大陸のアルカイダが2014年9月に活動を始めたことを言及し、バングラデシュの一般人ブロガーや編集者の殺害に関与したと指摘した。
2016年指数ではイラクが1位となり、ナイジェリアは3位、シリアは5位、イエメンは6位だった。
多数の国が過去最高の死亡者数を記録したため、2015年の世界のテロ死亡者数が10%減少したことは、テロ攻撃全体の衝撃によって印象が薄くなった。
報告書によると、2015年のテロ攻撃の世界経済への影響は896億ドル(9兆7645億円)に上るという。
年間報告書は、テロリズム対策研究国家共同体(START)による世界規模のテロ攻撃データベースに基づいてIEPが作成した。STARTはその他のデータとしてさらに、世界全体のテロリスト傾向の包括的資料も提供している。
バングラデシュ/Prothom Alo Nov 16 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/129339/Bangladesh-accounts-for-4pc-global-terrorist
翻訳:米澤
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