地元では"コモラ"と呼ばれる甘い、甘いマンダリンが、バングラデシュ北東部モウルビバザール(Moulvibazar)県の農家の間で大成功を収めている。高い収穫量と特別な美味しさでマンダリン果樹園の規模と数は増え、特に昔から柑橘類の栽培が根付くジュリ(Juri)郡で増加している。
「私は過去数年間で果物栽培でかなりの利益を得ました」
ジュリ郡ハヤチェラ村のマンダリン農家ジャヴェド ミアさん(29歳)は話す。
「高い需要と適正な価格が私たちに希望をもたらしました。そして去年、果樹園を拡大しました。」
同じ村の農家ムクタル ミアさん(27歳)と妻のハスナ ベガムさん(23歳)も高い収益を達成し、今年マンダリンで30万タカ(41.5万円)以上稼いだ。
「私たちは2年前にマンダリン栽培を始めました。それ以前は夫が失業し、私が他の人の果樹園で働いていました」
ハスナさんは話す。
「最初私たちはちゃんと育てられるか、自信がありせんでした。だけど後になって親戚が実のある助言をくれ、今ではマンダリンで経済的に自立しています」
親戚のイブラヒム アリさんはマンダリンを9年間育てている。
「多くの農家が私に助言を求めます。彼らの多くが以前は失業していました。しかし高い報酬が、マンダリンを育てるのを促しました」
イブラヒムさんは適切な研修や経済的・技術的な支援が地場産業のさらなる拡大の手助けとなると考えている。だが今の状況は良い。
「この地域でマンダリン果樹園が広がっていくのは喜ばしいことです」
ジュリの農業担当者によれば、郡下6ユニオンに415のマンダリン果樹園がある。郡の総生産量は2014~15年の145トンから、2015~16年の300トンに上昇した。
農業普及局(DAE)の担当者は、マンダリン栽培は2001年に始まり、2008年まで続いた普及局のプロジェクトの取り組みとしてこの地域に導入されたと話した。初期段階で栽培者は個々に広範囲な援助を受けていた。
ジュリ郡のキショール ロイ チョードリー モニ副議長はマンダリンはジュリで大量栽培するのに適しており、もがいている地域の経済状況改善の軸になると考えている。
モウルビバザールDAEのモハマド シャジャハン局長によれば、かつて貧しかった多くの農家は苦労した時期をやり過ごし、マンダリンのおかげで生活が向上したという。
「小さいけれど地場産マンダリンはとても美味しいのです。私たちは地域の約99ヘクタールを果樹園に使っています。農家が果樹園を成功させるため必要な支援を提供しています」
局長は話した。
バングラデシュ/The Daily Star 17 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/mandarins-bring-hope-farmers-1315939
翻訳:米澤
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