バングラデシュは2030年に国連の持続可能な開発目標(SDGs)を達成する1番目となるだろう。AHM ムスタファ カマル計画大臣は昨日話した。
「我々は現在準備段階にあります。SDGsの実行で我々は一番に躍り出るでしょう」
"SDGsのためのデータ"の討論会でそう話した。
国連人口基金(UNFPA)とデイリースター紙はダッカの会議室で共同で討論会を開催した。
ムスタファ カマル大臣はバングラデシュの依然とした貧困は2005年の25.1%から現在の12.9%まで減少し、2030年までには3.5%となるという。
「我々は全国民がきちんとした食事を取り、福祉や教育とつながっているのを見たいのです」
まだ約560万人が置き去りにされていると大臣はいう。
「もし私たちが彼らを取り残し、中へと迎え入れなければ、経済成長は批判するためのものになるでしょう」
過去15年間バングラデシュが成し遂げたミレニアム開発目標(MDGs)政策が進み、国内の発展は新たに勢いづいていると大臣は話した。
MDGsの2015年進捗調査報告書によると、バングラデシュは貧困削減や食品の安全性、初等教育への入学、初等・中等教育の男女平等、予防接種費用の免除、乳児・幼児・妊婦の死亡率、伝染病の減少で進歩した。
だが隠れた貧困の存在や若者の失業、5歳以下の児童の発育不全と衰弱、高い中退率、初等教育の質の改善、妊娠出産医療、物資への一般アクセスが主な課題として残っている。
2015年後半、次の15年で開発達成を確実なものにして発展を安定させるため、国連はSDGsを見直した。SDGsの主な基本原則は"1人として取り残さない"ことで、到達するのが難しかったり、隠れていたり、枠の外にいる弱者集団や地理的不平等に焦点を当てることだ。SDGsには17の達成目標、169の目標、230の指針がある。
計画省の総合経済局員シャムスル アラム教授は、バングラデシュは国家5ヶ年計画を通じてSDGsを実行するという。
だが彼の懸念は、"SDGsの多くの指針が透明性を欠いている"ことだ。100以上の指針を測るために新たなデータが作られる必要があり、それは政府の大きな課題だと話す。
アラム教授はバングラデシュ統計局(BBS)が世帯収入・支出調査や労働人口調査のように調査回数を増やすことを提案した。BBSは消費量を元にした貧困指数の代わりに、貧困の程度を測るための食糧消費量や住宅・福祉・教育状態を含んだ多次元的な貧困指数方式を使用するべきであると話した。
UNFAPバングラデシュ代表のアルジェンティーナ マタヴェル ピチン氏は、誰が今置き去りにされているかや、彼らの必要としているものを理解するためにデータは決定的な役割を果たすという。
機関が理解したり、開発の仲介をするには、男女別、地方と都市、それぞれの年齢層別のデータが、要素別に分けられる必要がある。データの作成が重要な一方、分析や利用はさらに重要であると話した。
スウェーデン大使のジョアン フリッセル氏は、各国が必要に応じてデータを作らなければならないが、SDGsに基づいた計画と組み合わせることができるという。
例えばバングラデシュは5ヶ年計画や2021年と2041年の展望を持っているが、2030年の計画はない。SDGsの観点を持つこと、さらに国の政策を含めることは、SDGsが世界的な基金に基づいているため有効だと話した。
バングラデシュ開発研究機関のラシダン イスラム ラーマン調査責任者はBBSに、データと分析を改善するため、他の研究機関と連携することを提案した。
UNDP担当者のファクラル ハサン氏も同じように推奨した。
UNFPA関係者のE アラム氏、一般経済部門のモニラル イスラム副局長が報告し、セリーナ ベガム議員、ナンジャハン ベガム議員、国連ウィメンのバングラデシュ大使クリスティン ハンター氏、BBSのMA ワゼド局長、ダッカ大学のマフブバ ナスリーン教授、人口協議会のウバイダル ロブ理事、CPD研究員のトウフィカル イスラム カーン氏、デイリースターの特別補足編集員のシャフノール ワヒド氏らも、公共福祉専門家のシャミム アーメド氏の進行による議論で発言した。
バングラデシュ/The Daily Star 17 2016
http://www.thedailystar.net/city/bangladesh-will-be-number-one-sdg-achiever-1315990
翻訳:米澤
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