ICT開発順位、バングラ下落

国際電気通信連合(ITU)が火曜日発表した報告書によると、バングラデシュは世界ICT開発順位で175ヶ国中145位と、順位を2つ下げた。

情報社会指標報告書2016では韓国が8.84で1位につけ、次いで8.83のデンマークとなった。一方、バングラデシュはたった2.35だった。

バングラデシュは2015年は2.25点で143位、2014年は1.97点で145位、2013年は146位だった。

この指数は国をICTへのアクセス、使用、技術レベルによって順位付ける複合的指標だ。ITUは2009年に報告書の発表を開始した。

タラナ ハリム通信担当国務大臣はこの件に関してコメントを拒否した。一方、複数回試みたものの、ジュナイド アーメド パラクICT担当国務大臣に接触できなかった。

バングラデシュの開発指数値は毎年上昇しているが、成長面で他の国について行くことができなかった。業界専門家は話す。

バングラデシュは近年、携帯の使用で成果を出している。LIRNEアジアのアブ サイード カーン上級政策官は話した。

だがインターネット利用でのバングラデシュの成果は乏しい。指数報告書でバングラデシュが低い順位になったのはそのせいだとカーン氏はいう。

指数報告書によると、近隣諸国ではパキスタンが146位、アフガニスタンは164位でバングラデシュより順位は低い。一方スリランカ116位、ブータン117位、インド138位、ミャンマー140位、ネパール142位でバングラデシュより高い。


報告書ではアジア太平洋地域諸国の中でバングラデシュは30位と、下から5番目の順位となった。

バングラデシュでは約14.4%の人々が携帯からインターネットを利用し、13.5%がブロードバンドを利用する一方、2.4%が固定ブロードバンドインターネットを利用している。

この地域の経済上位7ヶ国は、世界規模で業績優秀な韓国、香港(中国)、日本、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール、マカオ(中国)で、ICT開発指数で7.5以上だ。

これらの国々は高所得経済で、初めて指数が公表されて以来、ずっと高いICT開発指数を保っている。

この報告書は世界のICT開発において、世界で最も信頼性と公平性のある世界規模のデータと分析の宝庫であると広く認識されている。

ITUによれば、世界の政府や金融機関、民間部門のアナリストが、幅広くこの指標に信頼性を置いているという。

報告書によると、ほとんどの人がインターネットアクセスが可能だが、多くの人が使用していないという。

3G・4Gネットワークの世界中への拡大が、人々のインターネット利用をより可能にすると報告書は述べている。

バングラデシュ/The Daily Star Nov 24 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/ict-dev-index-bangladesh-slips-two-notches-1319542
翻訳:米澤
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