浸食が生物多様性を脅かす

浸食が生物多様性を脅かす
バングラデシュ北東部、モウルブバザール(Moulvibazar)県ラワチャラ国立公園では耕作による浸食が、熱帯雨林のユニークな生物多様性を脅かしている。

「ラワチャラではすでに87.2エーカー*の森がすでに強奪されました。ほとんどがバグマラ地区で、国有地の管理人まで木の略奪に関与しています」
ラワチャラ森林巡回担当者リザウル カリムさんは話した。

大勢の人がそこに家を建て、レモンやパイナップル、ラビ(麦)を栽培している。

数日前にここを訪れた特派員は人々がパイナップルやレモン、ジャックフルーツを栽培しているのを目撃した。

この森で7エーカー以上耕作するシャムスル ミアさんは、ラワチャラ森のいろんな場所で300世帯が暮らしていると話す。

ラワチャラ森のような保護区域との境目にある樹木の伐採や耕作は、管理が貧弱で、森林局の目が行き届かず、熱帯雨林が徐々に破壊されることを示している。
バングラデシュ環境市民フォーラムシレット支部のアブドゥル カリム キム事務局長はいう。

モウルブバザール県のトビブール ラーマン森林管理補佐官は上級当局にこの問題を知らせ、侵略から森林を回復するための措置を講じると話す。

「以前鉄道局が安全な通貨という名目で、数千本の木を切ろうとしましたが、人々の要求によって頓挫しました。今、レモン栽培のような様々な方法を通じ、同じようなことが行われています」
バングラデシュ環境市民フォーラムのシャリフ ジャミル共同書記は話した。

「私たちはラワチャラ森を守るため、無謀な観光を含むあらゆる有害活動の制限を要求します」
ジャミル共同書記は補足した。

*1エーカーはおよそ1200坪。サッカーグラウンド1つ分くらい。

バングラデシュ/The Daily Star Nov 29 2016
http://www.thedailystar.net/country/encroachers-threaten-biodiversity-1322083

翻訳:吉本
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