ムルシガンジ(Munshiganji)にあるのは長い伝統のある一風変わった錫や木の住居である。そのような住居は県内で散見されるが、特にロウホゴンジ(Louhojang)に固まっいる家はしばし手の込んだデザインで装飾されている。住居建設で大工は芸術家となる。
錫と木の家の歴史は時間に埋もれてしまったかもしれないが、地元民は特徴的な建築様式がどのようにできたか、様々な意見を持っている。ある人はイギリス統治時代にレンガや鉄が不足し、錫や木が住居の建築で使われるようになったという。別の人は錫や木の家が河川による浸食の広がりなどの災害を簡単に避けられるため、建築資材に適していると信じている。
近頃は安価なコンクリート製の建物が多くの家主に好まれる一方、ムルシガンジの木と錫の伝統はノスタルジックな人気を維持している。
「私は日本に16年間住んでいました」
カノクシャー地域のミザヌル ラーマン ジルさんは話す。
「帰って来たとき地域の伝統を称えようと、コンクリートより錫や木でできた2階建ての家を建てようと決めました」
だが最近ミザヌルさんは、家をパドマ川の浸食から守れないのではないかと心配している。浸食は近年、特に昨年クマルボグユニオンのガリア村で深刻だった。
「自分達の地域が浸食で失われることから守るため、私はマワポイントまで川が拡張されるべきだと思います」
ミザヌルさんは話した。
「昨年以降、我々は特に近い将来の浸食を心配しています」
ガリアの住人のゴパル マスターさんは話す。
「政府はパドマ橋を建設するのに忙しいですが、川の幅が同時に拡張され、上手く管理されるようになれば、私たちの村にとって助けとなります」
地元議会議員サグフタ ヤスミン エミリー教授によると、この件に関して政府は議論を行った。情報筋によるとザジラポイントから13キロは腐食防止作業することになっているが、マワポイントからはわずか2キロしかない。
これらの作業は2016年12月までに実施することになっているが、今のところ計画のたった15%しか達成されていない。その間、ムルシガンジにある多くの一風変わった錫や木の家が危機にさらされたままである。
バングラデシュ/The Daily Star Nov 30 2016
http://www.thedailystar.net/country/the-heritage-munshiganj-1322434
翻訳:米澤
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