バングラデシュ人の身近な祭り、ボヘラボイジャック(ベンガル新年)のマンガル・ショブハジャトラ(Mangal Shobhajatra)が昨日、ユネスコの代表的な人類無形文化遺産リストに記入された。
エチオピアのアディスアベバで開催された第11回政府間無形文化遺産保護委員会で決定した。
ベンガル新年を祝うため、ダッカ大学の先生と学生によって組織されるマンガル・ショブハジャトラは、邪悪な力と闘うための力と勇気、真実や正義の擁護、バングラデシュ人の誇りの象徴になっている。委員会の決定はそう指摘した。
マンガル・ショブハジャトラはベンガル新年のお祝いの一環として、数千人の人々が自発的に、自由に参加する、活気あふれるカラフルな行事だ。
1980年代、大洪水や軍事政権の押しつけなど、いくつかの事件で国民が大きな苦痛にさらされたとき、学生たちは非民主的なルールに反して創造的に闘い、より良い未来への希望を一般の人々にもたらした。
1989年、学生たちはベンガル新年のボヘラボイジャックで、マンガル・ショブハジャトラというカラフルな行進を企画した。それ以来毎年このお祭りを組織するため、先生と学生たちが力を合わせる。
パリのバングラデシュ大使館からの記者発表によると、国連委員会はまた、配役、信念、宗教、性別、年齢に関係なく、民主主義の価値を共有し、団結を象徴するお祭りだと認めたという。
大使でユネスコ常任理事のM シャヒドゥル イスラム氏が4人の代表団メンバーを率いて、アディスアベバで開かれた会合に参加した。
他のメンバーはエチオピア・アフリカ連合バングラデシュ大使Md モニルル イスラム氏、ダッカ大学美術学部ニザール ホサイン教授、在パリバングラデシュ大使館ファーハナ アフメド チョードリー第一書記だ。
人類文化遺産リストにマンガル・ショブハジャトラを含めることは、政府の積極的な文化外交の成果だ。
マンガル・ショブハジャトラの視認性の向上は、バングラデシュの世俗的で包括的社会のイメージ強化に役立つだろう。記者発表は補足する。
今回リストに記されたマンガル・ショブハジャトラの登録計画は2年前に始まった。バングラアカデミーが指名ファイルを準備し、文化省が承認し、ユネスコに提出された。
バングラデシュ/The Daily Star Dec 1 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/unesco-cultural-heritage-list-adds-mangal-shobhajatra-1323331
翻訳:吉本
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