イタリア・日本へ輸出順調

イタリア・日本へ輸出順調
7月のダッカテロ事件で人質として殺されたイタリアと日本への衣料品輸出は、7-10月期に下がることなく、輸出業者に大きな救済をもたらした。

輸出振興局のデータによれば、7-10月期、2国への衣料品輸出は増加したという。

7月1日、ダッカ外交ゾーンの中心が激しい攻撃にさらされ、9人のイタリア人と7人の日本人、3人のバングラデシュ人、インド人が殺害された。

この事件で殺されたイタリア人は全て、長年バングラデシュと取引してきた衣料品小売業者だった。

例えばナディア ベネデッティ氏は、バングラデシュから年間5千万ドル以上買い付けるスタジオテックスという購買拠点を持っていた。

他にクリスチャン ロッシ氏やクラウディア マリア ディアントナ氏は、年間数億ドルの衣料品を仕入れていた。

7-10月期、バングラデシュにとって6番目の衣料品輸出先イタリアには、衣料品3億7830万ドル(429億4042万円)が輸出された。これは前年同期比6.3%増だ。

同様に日本への衣料品出荷は前年同期比で7%増加した。2億3058万ドル(261億9366万円)の商品がアジア一番の衣料品輸出先、日本へ輸出された。

「イタリアや日本だけでなく、世界中から小売業者が戻ってきています」
バングラデシュ衣料品メーカー輸出業者協会のマフムド ハサン カーン バブ副会長が話した。

バングラデシュに住む外国人に、生活の安全への信頼を回復させたのが理由だという。

「現在のセキュリティが続けば、小売業者不足という事態にはならないでしょう。バングラデシュは衣料品の最初の調達先となるでしょう」

だがイタリアや日本への輸出に対するグルシャン事件の影響は、11、12、1月に判明する可能性がある。
「今のところ状況はとても正常ですが」
バブ副会長は話した。

2015?16年度、欧州連合の“武器以外すべて”制度の下、義務免除が適用されるイタリアへの衣料品輸出は前年比3.22%増の13.9億ドル(1579億円)となった。

日本への衣料品輸出は前年度比18.68%増、7.7447億ドル(880億円)だった。

バングラデシュ/The Daily Star Dec 05 2016
http://www.thedailystar.net/business/export/garment-exports-italy-japan-remain-unhurt-1325056
翻訳:吉本
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