携帯電話会社の統計によると、携帯電話事業者の投資は前会計年度で6.18%減少した一方、収益は4.3%増加したという。
携帯電話企業6社で2295億9千万タカ(3306億4680万円)の収益を上げ、531億7000万タカ(765億3100万円)を投資した。
バングラデシュ通信規制委員会(BTRC)の年次報告書によると、携帯電話事業6社のうちグラミンフォンとシティセルのみが2015-16会計年度、投資を増加させた。
2015-16年度、グラミンフォンは投資額でリードした。227億6千万タカ(327億5993万円)を投じ、前年度より21%の増加となった。
2014-15会計年度、投資を全く行わなかった悩めるシティセルは、昨年、6億4440万タカ(9億2753万円)を投じた。
グラミンフォンは3Gエリア拡大と2Gネットワーク強化のため、2015-16年度、かなりの投資を行った。サイド タラット カマル外部通信責任者は話した。
「この投資によるネットワーク適用範囲の拡大は顧客満足度に大いに影響し、国内ナンバーワンネットワークとして、我々の立ち位置を強固にしました」
他事業者の上級取締役たちは、2Gライセンス一新に必要となる金額のため、投資額は過去3年より、この先の3年の方が高いと話す。3G範囲を取得し、最終的に3Gネットワークを構築するためだ。
「現在、我々は国土のほぼ全域を網羅し、投資に必要な額はそれほど多くありません。しかしネットワーク改良のため、新規投資がすぐに必要になるでしょう」
携帯電話大手のトップは話した。
収益の観点でもグラミンフォンは1位になった。収益は1089億タカ(1567億4678万円)と5.72%増加し、2015-16会計年度の業界総収益の47.43%を占めた。
ロビは2015-16会計年度の収益と投資で、2番目に大きい携帯電話会社になった。収益は515億5千万タカ(741億9923万円)で前年比1.9%増、投資は164億4千万タカ(236億6315万円)と前年比9.97%減だった。バングラリンクの投資は20%減少し、収益の伸び率は436億7千万タカ(628億5704万円)と横ばいだった。
エアテルの投資は25億3千万タカ(36億4159万円)と32.91%落ち込み、収益は149億タカ(214億4653万円)で10.56%増加した。
国営のテレトークの収益は98億4千万タカ(141億6335万円)と30.68%増加したが、投資は3億6千万タカ(5億1817万円)と83%落ち込んだ。
国営テレトーク上層部は今年は収益が100億タカ(143億9364万円)ラインを越え、それに伴って投資も増加することを期待していると話した。
シティセルは2015-16会計年度で唯一、歳入部門でマイナス成長した事業者だ。歳入は7億2270万タカ(10億4023万円)と46%減少した。
バングラデシュ/The Daily Star Dec 06 2016
http://www.thedailystar.net/business/telcos-investment-falls-revenue-1325656
翻訳:米澤
#バングラデシュ #ニュース #通信事業者 #投資
関連