チッタゴン(Chittagong)港委員会(CPA)は1200エーカーの土地に初のベイターミナルを建設する。国内第1の海港であるチッタゴン港をさらに開発し、より良質で効率的なサービスを提供するのが狙いだ。
「CPAはこの港を用いた輸出入活動の需要拡大に対応するため、ベイターミナルの計画を立てました」
CPA幹部技師のラフィウル アラム氏はバングラデシュ通信(BSS)に話した。
ドイツ企業が8月、ターミナルの将来性について実現可能性調査を始めているため、次の段階は調査の結果や助言に基づいて行われるとラフィウル氏はいう。
ドイツチームは既にチッタゴン市内ハリシャハール(Halishahar)地区の土地全長約6.15キロメートルで、必要な喫水(船を浮かべるために必要となる水深)を確認しており、大型の船舶(母船)の係留は十分だという。
喫水はよく話題に上るポトゥアカリ(Patuakhali)のパイラ(Payra)やコックスバザール(Cox's Bazar)のモヘシュカリ(Moheshkhali)の深海港とほぼ同等であるとラフィウルム氏は話した。
現在、ばら積みの貨物船は、外部係留地クトゥブディア地点(喫水約14メートル)で貨物を降ろしている。その後は小型船舶が港まで貨物を運んでくる。チッタゴン港不動産責任者のジルウル ラーマン氏は話す。
「ベイターミナル計画が実施されれば、大抵1万個近くのコンテナを積んでいる母船が、直接外国の港に向けて出港できるようになります」
CPA管理・計画員のモハマド ザファール アラム氏によると、ベイターミナルの建設計画は国内の輸出入活動の92%を扱っているチッタゴン港の能力を向上させるために採用されたという。
昨年のコンテナの取扱量は20フィートコンテナ換算(TEU)で204万個だったが、2016年末には230万TEUに到達するだろうとザファール氏は話した。
バングラデシュ/Prothom Alo Dec 08 2016
http://en.prothom-alo.com/economy/news/131975/CPA-to-make-1st-bay-terminal
翻訳:長谷川
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