モングラ(Mongla)港の容量は拡大している。近代的な積荷取扱設備が導入され、航行性の問題は解決し、更なる開発のためにいくつかのプロジェクトが実施された。ますます多くの輸出業者や輸入業者が、国内第2の海港モングラ港に目を向けつつある。過去2会計年度で、収益額は28%増加した。
モングラ港は1950年に操業を開始し、主に国内南西部の業者が輸出入に利用していた。1980年代半ば、国際市場でジュートの需要が減って製品価格が下落し、ジュート加工場が次々と閉鎖するまでは経済的に栄えた港だった。
頭でっかちの行政、非効率な管理、窃盗、浪費、その後の政府の怠慢、そして航行性の大幅な悪化。これらがモングラ港の利用を妨げた。かつて栄えていた港は損失を出し始めた。
2003-04会計年度から2007-08会計年度の間、モングラ港の損失額は3億8520万タカ(5億7074万円)だった。利用船舶数は170から95に減少した。
現在の政府が政権についた後、2009年からモングラ港活性化のために様々な措置が取られた。パスール川の浚渫には推定で10億6510万タカ(15億7813万円)が費やされた。合計で351万立方メートルの砂泥が川底から除去された。作業は2013年9月から2015年12月まで行われた。
今年初め、モングラ港委員会は2台の浚渫船を新規に購入した。これにより、船舶の行き来が容易になった。これ以外に積荷を効率的で安全に扱うため、近代的な機械を購入した。輸入車用駐車場が2か所整備された。新たに2か所の突堤が建設中だ。さらに委員会は最近、中国と400億タカ(593億円)の大規模プロジェクト契約を行った。
モングラ港交通部によると、2009-10会計年度から2015-16会計年度の間、入港船舶数は190隻から636隻に、商品輸出入量は164万9千トンから579万7千トンに、車の輸入台数は3847台から1万4969台に、コンテナ取扱数は2万651個から4万1953個に増加したという。
クルナ(Khulna)商工会議所のカジ・アミヌル・ホック氏はプロトムアローに対し、モングラ港の改善を受け、投資家がモングラ輸出加工区(EPZ)に新たに工場を建設していると明らかした。
バングラデシュ/Prothom Alo Dec 17 2016
http://en.prothom-alo.com/economy/news/132991/Mongla-port-capacity-expanding
翻訳:長谷川
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