コックスバザール、混雑中

国内で最も人気のある観光スポット、コックス・バザール(Cox's Bazar)が国内観光客で混雑している。高級ホテルがお客様を断るほどに。

この観光都市は12月16日から観光客が増え、12月23日、その流れはピークに達した。

「すべての高級ホテルは予約でいっぱいです。この流れは12月31日まで続く予定ですが、26-28日はそれほどでもないかも知れません」
コックスバザールホテル・モーテル経営者協会のモハンマド・アブダル・コウザム・チョードリー事務局長は話す。

週末の休みとクリスマス(24,25日)や30、31日が重なったことで、観光客の流入が増えているのだと、ホテルコックストゥデーの支配人でもあるチョードリー事務局長は話した。

新しく建てられた高級ホテルが、観光客がコックスバザールへ来るように活発なビジネスを展開しているのも理由の1つだという。

「スイート1室を除いて予約でいっぱいです。この流れは1月上旬まで続くでしょう」
セイマン・ビーチ・リゾートのマウブーブ・ホサイン販売部長は話した。このホテルはパノラマオーシャンのスイートルーム含む、全228室の客室を持っている。

ロイヤル・ビーチ・リゾートのムハンマド・ムニール・ホセイン運営・財務部長は特派員に対し、ホテルは12月20日、グランドオープンしたと話した。

「利用者の反応は私たちが期待した以上のものです。12月23日から観光客の流れはピークに達しています」
ホセイン部長は話した。

コックスバザールは現在、国内各地からやって来る観光客で溢れているが、外国人観光客はほとんど見なかった。

フランス人ジャーナリスト、ブルーノ・フィリップ氏によれば、初めて訪れた1992年、ここは少しの観光客とわずかなホテルしかない寂しい場所だったという。

「今の変化は全く驚くべきものです。本当にすごい。ここ四半世紀でバングラデシュが大きく変化したことを示していると思います」
ブルーノ氏はビーチを歩きながら話す。

「どこのホテルも予約でいっぱいで、私は部屋を見つけることができませんでした。コックスバザールは観光地としてのバングラデシュの象徴だと思います」
12月21日にコックス・バザールにやって来た57歳のフランス人ジャーナリストは話した。

ブルーノ氏は樹木や静かな環境に囲まれた美しいテクナフや別のビーチを訪れたという。

「私はコックスバザールよりテクナフのほうが気に入っています。コックスバザールは私にとって騒々しく、現代的すぎるように感じます」

だがコックスバザールはダッカやバングラデシュ人に取って、リラックスできる素晴らしい場所だという。

5つ星ホテル以外の接客に不満を持つ観光客もいる。

「一般的なホテルの多くは観光客を騙します。レストランは必要以上に高いし、トムトム(電動三輪車)にも騙されるでしょう」ダッカから学校の友人たちとコックスバザールを訪れたフェルドウス・ハサンさんはいう。

だが観光客はホテルのセキュリティ対策には満足している。
「このホテルはCCTVを完全に網羅しています」
ロイヤル・ビーチ・リゾートのムニール・ホサイン氏は話す。

ムニール氏によると、コックス・バザールでは観光地としての可能性を十分に引き出すため、行政側から多くの指導があるという。
「バスの騒音を避けるため、ビーチ近くの主要道路の外側にバイパスを通します。また歩道や歩道橋も必要です」

コックスバザールには現在約400のホテルやモーテル、ゲストハウスがあり、8万人以上の観光客を収容する能力があるという。

ホテルやモーテルのうち、25ヶ所が3つ星、5つ星基準をクリアしている。

バングラデシュ/Prothom Alo Dec 25 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/133949/Cox%E2%80%99s-Bazar-clogged-with-tourists

翻訳:吉本
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