創造活動を取り入れた教育を

創造活動を取り入れた教育を
バングラデシュの教育機関は、生徒に人間性や価値観、社会性、宗教的規範を教えること以外に、武力闘争へ関与することを防ぐため、年間を通じてより多くの課外活動や共同活動を行う必要がある。昨日の会議で教師たちが話した。

また学校やカレッジは、生徒が頻繁に体を動かし、創造的な活動ができるよう、年に一度、スポーツ競技やディベート、文化行事などを開催するよう求めた。

ダッカ(Dhaka)中級・中等教育委員会は、クリシビット研究所に中等学校の教頭や校長を招き、“非武力の教育機関”という会議を開催した。

「多くの教育機関は十分なレクリエーション施設とグラウンドが不足しています。しかしすべての教育機関に、より多くの共同活動を定期的に行うことを義務付ける必要があります」
ガジプールのムクティハドハ・カレッジのアブル・ハシム校長は話した。

ガザリア政府カレッジの校長は、生徒は指導センターへ行ったり、携帯電話を使うことに忙しいという。

「創造活動に参加させれば、生徒は武力闘争の道へ進むことに目もくれなくなるでしょう」
倫理的価値観と解放運動の精神を子どもに教える必要性を強調した。

ネサリア・マドラサ(イスラム神学校)の教師、カフィル・ウディン・セールヒン氏は、イスラム教はどんな戦闘行為も認めないと話す。
「生徒に真のイスラムの教えを説明しなければなりません」

家族の結び付きの必要性を強調する別の教師は、運命や社会、宗教的規範に関する教育は、両親が家庭レベルで行うことだと話した。

ダッカステートカレッジのディワラ・イスラム校長は、生徒を自分の子のように愛し、道を踏み外さないようにすべきだと話した。

ダッカカレッジのモアッゼム・ホサイン・モロー校長は、生徒に愛国心を植え付け、自由思想を育むことが必要だと話した。

チーフゲストとしてヌルル・イスラム・ナヒド教育大臣が講演し、武力闘争の脅威に対して、社会的抵抗を築くことを呼びかけた。

「厳格な法の執行とは別に、私たちには社会運動や抵抗が必要です。教育省は社会的抵抗の構築にまい進しています」

「より多くの文化活動やスポーツイベントを開催しましょう。エッセイや討論コンテストに参加し、壁新聞を作ることで、生徒に創造的な活動をさせましょう」
大臣は教師にアドバイスを送った。

また教師たちに、生徒の興味を引き付ける雰囲気を作るよう促した。

「あなた方は最も尊敬できる人格者たちです。生徒が倫理的で道徳的な基準を持ち、人間性を持って成長できることに力を注いでください」

中等・高等教育局長のソホラブ・ホサイン氏、中等・高等教育委員会のSMワヒドッザーマン委員長、マハブブル・ラーマン教授らも発言した。

バングラデシュ/The Daily Star Dec 28 2016
http://www.thedailystar.net/city/keep-students-busy-creativity-sports-1336462
翻訳:吉本
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