送金収入額減少

最新調査によると、国内労働力の外国移住は増加したにもかかわらず、外国からの送金収入は昨年よりも11%少ない数字となった。

難民移民移動研究所(RMMRU)が実施したこの調査は、2016年11月までの送金収入は126億5千万ドル(1兆4800億円)だと発表した。2015年は151億1千万ドル(1兆7680億円)だった。

RMMRUの創設者兼会長のタスニーム・シッディキ氏は水曜日、記者クラブの会見で、移住傾向年間報告書2016(労働力移住のパターン及び傾向2016:実績と課題)を発表した。

報告書によれば、バングラデシュへの送金額のうち18.98%はサウジアラビア王国から、17.88%はアラブ首長国連邦から、14.23%は米国から、9.3%はマレーシアからだったという。

2016年は中東における原油価格の低下(バングラデシュ人労働者の働く機会の減少)やシリアやイラクにおける危機的状況、英国ポンドやマレーシアリンギットの切り下げが影響し、送金収入額が減少した、タスニーム氏は話した。

2016年、バングラデシュ人労働者の外国移住者数は約75万人で、昨年よりも35%高い数字になった。

UNBの報道によれば、2015年の労働者外国移住数は55万5881人であったという。

外国移住した労働者のうち、女性労働者割合は2016年が約16%(10万8769人)、2015年は22.8%だった。

弁護士のシャーディーン・マリク氏によれば、外国からの非合法な送金も、送金額減少の原因の可能性があると話す。多くの人が非合法な経路を通し、外国からバングラデシュへ送金を行っているという。

シャーディーン氏は政府に対し、非合法のやり方で外国に行った後、様々なトラブルに巻き込まれるバングラデシュ人労働者を救済するため、有効な措置を取るよう求めた。

バングラデシュ/Prothom Alo Dec 28 2016
http://en.prothom-alo.com/economy/news/134337/Remittance-flow-falls-despite-rise-of-manpower

翻訳:長谷川
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