維持可能な水の管理体制を確保するため、バングラデシュは水資源を適切に管理すべきだと、アニスル・イスラム・マームード水資源相は昨日話した。
国家水会議2016の開会式で大臣は、バングラデシュでは雨季の4カ月間で水の80%が、それ以外の8カ月で残り20%が流れ込むと話した。
「しかし我々は適切な水配分システムを持っていません」
パリ・カルマ・サハヤック基金(PKSF)と公共福祉NGOフォーラム、バングラデシュ・ウナヤン議会(BUP)が共同で、2日間の会議を開催した。
PKSF会長のカジ・コリクッザマン博士がプログラムの議長を務めた。
「大量の水を手にしながら、私たちはそれを大切に扱うことをしていません。河川や運河、ハオール(低湿地帯)は水を蓄えるべきですが、私たちはいっぱいになった水を惜しげもなく住居へと流してしまいます」
アニスル大臣はチーフゲストとしてスピーチした。
「もし我々がいつでも水を使いたいのであれば、河川や運河、ハオールのような貯水場所を保護しなければなりません」
バングラデシュは下流にある国のため、上流国の水の引き込みにより、得られる水は減少するという。
得られる水が減少する一方、人々は汚染により、使用できる水を減らしていると、大臣は汚染削減の必要性を強調した。
汚染の半分が関心のなさによるものだという。
水供給に関してインドと30年契約があるが、バングラデシュは得た水を適切に使用していない。大臣はガンジス川でのダム建設の必要性を強調した。
ガンジス川の水を利用することで、塩分やヒ素のような問題を解決し、シュンドルボンや東南地域の生物多様性を保護することは可能だという。
バングラデシュはテースタダムを活用していない。現在ダムを通じ、11.5万ヘクタールで灌漑システムを利用しているが、これを40万~45万ヘクタールへ拡大することができると話した。
大臣はまた、河川や水源を汚染から守るため、下水処理施設の建設を提案した。
PKSFのMd・アブドゥル・カリム局長、NGOフォーラムのSMA・ラシッド会長、BUPのニルファー・バヌ会長も発言した。
バングラデシュ/The Daily Star Dec 29 2016
http://www.thedailystar.net/city/bangladesh-must-use-its-water-properly-1337005
翻訳:米澤
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