Students of Dowel School at Lohagara village in Pirganj upazila of Thakurgaon brought out a procession in the village on December 16 to mark the Victory Day. Photo: Star
タクルガオン(Thakurgaon)県ピルガンジ(Pirganj)郡ロハガラ(Lohagara)村のドウェルスクールでは、地域に質的な教育の成果をもたらすため、純粋な努力をしている。
この学校は2010年、1件の借家で始まった。現在は幼児から5学年まで約200人の生徒が在籍し、村人たちによれば既に地元では好評を得ているという。最近、初めて期末試験を実施した。
「生徒全員が満足のいく結果を出してくれることを願っています」
タレク・ホサイン校長は話す。
「ブラック(BRAC:国内のNGO)による非公式教育プログラムで提言された教育方針に従っています。生徒たちの興味をそそる、教育的なゲームや歌を用います」
補助教員のシムル・ダスさんは話す。
「クラスはとても楽しいです。よく遊んだり歌ったりしています」
3学年のタンジラ・アクタールさんはいう。この学校には効果的な方法を議論する教育委員会があり、苦手科目のある生徒には教師が個別に補修授業を行う。
さらに国際母語デーや独立記念日、戦勝記念日といった日には特別な行事を行う。ドウェルスクールはこの点で、地方の他の学校とは一線を画している。
「国の記念日にはカラフルな行進や討論会、物語、絵画、朗読、作文コンテストといった様々な行事を企画しています。独立戦争の精神を受け継ぎ、ベンガルの文化を祝うことで、子どもたちの自分自身や国への理解を高めるためです」
タレク校長は話す。
学校では、チョイトラ・シャンクランティ(Choitra Shankranti)やポヘラ・ボイシャク(Pohela Boishakh:ベンガル歴の正月)、ノバンノ・ウトシャブ(Nobanno Utshab:収穫の祝い)など、数々のベンガル行事も祝う。
「12月は勝利の月です。そこで私たちは例年と同様、1日から勝利を振り返りました。『ビジョイ・ラリー』という行進では、校庭を出発し、村中を回りました。行進の後、歴史においてこの勝利の月が持つ重要性を説明しました。その後、16日の戦勝記念日まで。様々なコンテストを開催しました」
タレク校長は話す。
最終日には音読大会と運動会、行進、戦争についての討論会が催された。
「こういった行事は、一つ一つの記念日の意義を子どもに知ってもらうだけではなく、保護者や村人たちにも思い出してもらうことに繋がります。私たち全員が自分たちのルーツについて、より理解を深められるのです」
タレク校長は話した。
「息子のサドマンはドウェルスクールに通っています。ドウェルの教育技術は素晴らしく、課外活動の価値は計り知れません。子どもたちは自分たちの伝統を知るだけではなく、心も良い方向に導かれています。ドラッグ中毒や過激派のような社会的な脅威があるこの時代、大きな助けになります」
地元在住で、近くの高校で補助教員として働くエクラムル・ホクさんは話す。
学校の運営委員長のモハマド・イクバル氏は、ドウェルスクールを8学年まで広げたいという希望を持つ。学校用地をさらに広げることを考えているが、地元で資金を集めることは難しいという。
バングラデシュ/The Daily Star Dec 29 2016
http://www.thedailystar.net/country/school-vision-1337101
翻訳:長谷川
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