ミャンマー、ダッカに特使

ロヒンギャ問題に関する圧力が高まる中、ミャンマー政府はバングラデシュ政府高官と緊急協議を行うため、来週ダッカに特使を送る。

昨日、ダッカ外交筋はデイリースターに対し、国家最高顧問兼ミャンマー国民民主連盟(NLD)リーダーのアウンサンスーチー氏が、1月11日、特使としてウチョーティン外務担当国務大臣を派遣すると話した。

特使は1月11日か12日にシェイク・ハシナ首相を訪問し、AHマームード・アリー外相やMdシャヒドル・ホック外務局長と会談する。

昨年10月以来、ミャンマー軍がラカイン州で行った反乱鎮圧作戦から逃れるため、5万人以上のロヒンギャイスラム教徒がバングラデシュへ逃れてきた。

ミャンマー軍は10月9日の警察官を襲撃した武装勢力の探索だというが、ロヒンギャは兵士の手による強姦や殺人、放火だと話す。それが世界的な警戒と抗議活動を呼び起こした。

特使の訪問は、1月19日、マレーシアのクアラルンプールで開かれる、ロヒンギャ問題に対してミャンマーへ厳しい決議をするイスラム協力組織(OIC)加盟国外相会議との流れの中、行われる。

外務大臣らは、基本的人権と人道問題の観点から、少数民族が安全に尊厳を持って帰還できるようにミャンマー政府へ圧力をかけることが期待されている。

一方国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のチームが来週ダッカを訪問し、バングラデシュでのロヒンギャ状況を評価する予定だ。

バングラデシュ政府はミャンマー政府に対し、ラカイン州問題の根本的な解決を通じ、ムスリムが国境を越えて避難する必要がないよう要求している。

外務省は2016年12月29日、在ダッカミャンマー大使ミョミントタン氏を召喚し、国内に滞在するミャンマー人全ての早期送還を要求した。
 
ラカインからのイスラム教徒の流入に深刻な懸念を表明したバングラデシュは、ミャンマーと本国送還プロセスを議論する準備を行った。

バングラデシュ/The Daily Star Jan 06 2017
http://www.thedailystar.net/city/myanmar-send-special-envoy-dhaka-1341241
翻訳:吉本
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