今会計年度の当初6カ月、政府の開発支出が41%と前年に比べて急増した。
実施モニタリング評価局の統計によれば、昨年の7~12月期、年次開発プログラム(ADP)の支出合計は3344億4千万タカ(4904億円)に上った。
政府は今会計年度、様々なプログラムの実施のため、1兆2334億6千万タカ(1兆8079億8千万円)を確保していた。
だが支出割合は合計予算のわずか27%で、実施速度は遅い状態にある。昨年同期はADP予算1兆97億7千万タカのうち、24%の支出だった。
合計予算から見た開発支出の割合は、2012-13年以降、下向きの軌道を描いている。
2012-13年度、当初6カ月のADP実施合計は30%で、実施率はそれ以降、断続的に低下した。
ADPは毎年増加するが、成果は合計予算と比較した実施率を算出して評価される。
政府は今会計年度の後半6カ月で合計予算の約73%を支出しなくてはならないことを、最新実施率は明らかにした。
以前の記録では、ADPの40~50%は、会計年度の最終四半期に実施されていることが示されている。
ADPは第1~3四半期の実施は少なく、最終四半期に勢いが増すのが従来の傾向だと、計画省職員は話す。
建設作業は年中行われるが、支払いは年度末に行われるのがその理由であると、AHM・ムスタファ・カマル計画相は話した。
当初6カ月の合計支出のうち、政府基金の実行率は30.71%、海外基金は21.97%、国有企業基金は23.28%だった。
総予算のうち73%は10省庁に割り当てられ、そのうち保健家族福祉省、住宅公共事業省、初等・成人教育省、電力庁、自治体庁の5省庁が平均実施率よりも高く支出した。
鉄道省、中等・高等教育庁、道路交通高速庁、水資源省は平均よりも支出が少なかった。
55省庁のうち、31省庁が平均実施率の27%以下だった。
例を挙げると、汚職防止委員会への割り当て合計は今年度7億9千万タカ(11億6千万円)だったが、委員会は1タカも支出しなかった。商業省、工業省、ICT庁、統計情報管理庁では、割り当てのわずか4~5%しか支出しなかった。
バングラデシュ/The Daily Star Jan 06 2017
http://www.thedailystar.net/business/development-spending-rises-41pc-six-months-1341223
翻訳:米澤
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