労働者80万人を国外に

国外居住者福祉・国外雇用相のヌルル・イスラム氏は日曜日、バングラデシュは今年、約80万人の労働者を国外に送り出すだろうと明かした。

「労働者を国外に送り出す一番の目的は、国外での現在の雇用傾向を継続すること、持続可能な開発目標(SDGs)を達成することです」
とヌルル大臣。

大臣は省の昨年の実績に関する記者会見を、同省会議室で行った。

2016年、合計75万6千人のバングラデシュ人労働者が国外へ働きに出た。オマーンが最も多い18万9千人、次いでサウジアラビアが14万4千人だった。

現在、約1300万人のバングラデシュ人が162か国で働き、年間150億ドル(1兆7397億円)以上がバングラデシュに送られてくる。

大臣によれば、政府は新たな労働市場を見出し、多数のバングラデシュ人が雇用されている所には福祉のため、労働組織を新たに創設する計画を立てているという。現在、29の労働組織が国外で動いているという。

「我々は48業種で労働者の技能開発を支援し、また70カ所の技能研修センター(TTC)を保有しています。現在40カ所の研修センターが建設中で、さらに50カ所の建設を検討中しています」

政府が研修を実施するのは、労働者が行き先国で搾取を受けないようにするためだと大臣は話した。

また国外労働者の問題や苦情を居住先からバングラデシュ政府に直接知らせるための、国際コールセンター(+09654-333-333)が設置されたという。

サウジアラビアやヨルダン、アラブ首長国連邦、オマーン、マレーシアに居住のバングラデシュ人労働者は、2016年9月1日からこのサービスの対象となっている。他の国も段階的に対象にすると大臣は話した。

会見には同省のベグム・シャムスン・ナヘール次官、モハマド・アザルル・ホク副次官、人材研修センターのセリム・レザ所長も同席した。

バングラデシュ/Prothom Alo Jan 08 2016
http://en.prothom-alo.com/economy/news/135287/800-000-workers-to-be-sent-abroad-in-2017
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #国外労働者