200MWの太陽光発電建設

バングラデシュにある米国サン・エジソンの子会社サザン・ソーラー・パワー社は、コックスバザール(Cox's Bazar)県テクナフ(Teknaf)に、推定3億ドル(347億円)で、200MWの太陽光発電所を建設する。

完成すれば、太陽光発電所で国内最大規模となる。

バングラデシュ電力開発庁(BPDB)はこの発電所から、1キロワット当たり0.17ドル(19.7円)で購入する。

料金は「電気なければ支払なし」の、20年契約になっている。

BPDBとサザン・ソーラー・パワー社は昨日、ダッカのビジュト・ボボンで、ナスルル・ハミド電力・エネルギー・鉱物資源担当国務大臣立ち合いのもと、契約を結んだ。

BPDBのミナ・マスド・ウッザマン長官と、サン・エジソン東南アジアのイスマエル・グエッレロ・アライアス代表取締役が契約に署名した。

契約によると、サン・エジソンエネルギーホールディング(シンガポール)社が完全所有するサザン・ソーラー・パワーは、18ヶ月でプロジェクトを終了させる。

中国企業ジンコーソーラーは技師調達契約に基づき、プロジェクトを実施する。

政府の購入委員会の承認をすでに受けた発電所は、約1千エーカーの土地に設置されると、担当者は話した。

テクナフのプロジェクトは、"2020年までに再生可能エネルギーで2千MWの電力を作る"という政府目標の10%を占める、大きな計画の1つだ。

この工場は政府の目標達成を助けるだろうと、ハミド大臣は話した。

「政府には、1千MWのソーラーパーク設置計画もあります」
大臣はガイバンダ(Gaibandha)やチッタゴン(Chittagong)で適した土地を探していると話した。

そしてサン・エジソンに、プロジェクトを期間内に完成させるよう求めた。

持続可能・再生可能エネルギー開発局(SREDA)は、太陽光発電所計画では、国内の土地不足が重大な制約となるという。

太陽電池パネルを設置するため、大規模太陽光発電所は巨大な土地を必要とするが、バングラデシュはこのような土地をほとんど持っていない。政府は食料生産を妨げないよう、非農業地域に発電所を設置する政策を取るが、不毛な土地はどこにも見当たらないと、SREDAは話す。

ソーラーパネルは現在、住宅や商業ビル、工業ビルの屋上に設置されている。

バングラデシュ/The Daily Star Jan 10 2017
http://www.thedailystar.net/business/deal-signed-set-200mw-solar-power-plant-1342867

翻訳:吉本
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