地域経済のため、128橋建設

農業以外の経済活動を通じてより多くの雇用を創出するため、政府は地方に128の橋を建設する。

国家経済会議実行委員会(Ecnec)が392.7億タカ(576億円)の予算を、昨日承認した。

このプロジェクトは国内94郡に合計2万6440メートルの橋を架けるというもので、2021年までかかる見込みだ。

バングラデシュは世界で最も人口密度の高い国のひとつで、人口の多くは地方に住んでいると、計画省職員は話す。

「国全体の発展は、地方の発展にかかっています」

プロジェクトが実施されると、非農業部門で短期・長期雇用が創られることになる。

バングラデシュ統計局の調査によると、非農業部門経済は近年急速に広がっているという。

ここ数年、海外からの送金額は毎年140億~150億ドル(1兆6251億~1兆7411億円)だが、大部分は地方が受け取る。

送金の大部分は農業以外に使われるという。

地方同士のつながりがよければ、非農業経済活動はより盛んになっていただろうと、計画省職員は話した。

128橋のうち、92橋は100メートル以上の長さになる。残りの36橋は100メートル未満になるという。

政府は非農業経済活動を強化するため、小規模の橋や、大規模橋に沿った堤防の建設を始めた。2016年12月現在、46万5413メートルの需要に対し、合計28万8536メートルの橋と堤防が整備された。残り17万6877メートルについては間もなく建設が始まる。

Ecnecはモングラ(Mongla)ーゴシアカリ(Ghosiakhali)海峡の航行可能性を高めるため、政府の独自資金から70.6億タカ(104.1億円)を提供するプロジェクトも承認した。

プロジェクトでは309キロメートルの川と運河が掘られ、17キロのダムと2つのベイリー橋(主に軍隊が利用する持ち運び可能ですぐ組み立てられる金属製の橋)を設置する。このプロジェクトの主な目的は、海峡内に高レベルのシルト(沈泥)が蓄積することを防ぎ、バングラデシューインド河川議定書を有効にすることだ。

Ecnecは昨日、887.4億タカ(1309億円) の、新旧合わせて9つのプロジェクトを承認した。

Ecnecは今会計年度上半期に16回の会議を開き、2兆6388億3千万タカ(3兆8914億8637万円)、131プロジェクトを承認したと、AHMムスタファ・カマル計画大臣は記者団に話した。

バングラデシュ/The Daily Star Jan 11 2017
http://www.thedailystar.net/business/128-bridges-be-built-boost-rural-economy-1343389
翻訳:吉本
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