ホーリーアルチザン移転

ホーリーアルチザン移転
昨年イスラム過激派による22人の人質殺害事件が発生した高級レストランが、新しい場所で再開した。

事件前、ダッカ(Dhaka)のホーリーアルチザンベーカリーは、市内の駐在員や富裕層のお気に入りの場所だった。昨年7月1日、5人の武装した男たちがこのレストランを襲撃し、数十人の食事客を人質に取った。殺害された22人のうち18人が外国人だった。

経営者たちはたくさんの支援を受け、外交区中心部の元の場所から数ブロック離れたショッピングモールでレストランを再開することを決めた。

以前店舗として使っていた湖畔の庭付き2階建ては、自分たちの住居にする予定だという。

「恐怖に震えたままでいたくなかったので、店を再開しました。皆さんからたくさんの支援を受けました」
アリ・アルサランさんはAFP通信に話した。

最初はテーブルをあまり置かず、持ち帰り料理を中心に営業するという。

それにもかかわらず、再開を告知したホーリーアルチザンのフェイスブックページには、肯定的なメッセージが殺到した。

「ダッカの小さな再生を感じます」
駐在員のマリリン・ワトソンさんはこう投稿した。

イスラム過激派による外国人や権利活動家、宗教的少数派などを標的とした3年間に及ぶ一連の殺害事件を締めくくったこの惨劇の後、ダッカの小規模な駐在員コミュニティの多くはバングラデシュから避難した。

襲撃で死亡した18人の外国人の中には、日本人やイタリア人の食事客もいた。

包囲は軍の特殊部隊が装甲車で強襲をかけるまで、10時間にわたって続いた。

関係当局はイスラミックステート(IS)の関与声明を否定し、国内のイスラム過激派集団による犯行だとした。

この事件以後、治安部隊は襲撃の首謀者とされるカナダ国籍のバングラデシュ人を含む、約50人のイスラム過激派を殺害した。

バングラデシュ/Prothom Alo Jan 11 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/135585/Holey-Artisan-cafe-reopens-at-different-venue

翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #ホーリーアルチザンベーカリー