国際通貨基金(IMF)は新たな報告書で、バングラデシュを2017年、成長率6.3%を達成する見込みのある国のカテゴリーに分類した。
IMFは2016年10月初め、世界的な成長は鈍いと予測しながら、バングラデシュの成長率を6.9%と予測していた。
IMFは世界経済の見通しが2016年後半に転換し始めたと指摘し、2017年のさらなる成長の勢いを示唆した“世界経済見通し”の最新版で新たな予測を発表した。
バングラデシュは、平均6.3%の成長が予測される“その他アジア新興発展途上地域”というカテゴリーに枠付けされた。
バングラデシュ政府は2016-17会計年度(6月30日まで)、成長率7.2%を目標にしている。
IMF関連機関の世界銀行(WB)は、今年度のバングラデシュの成長率を6.8%と予測し、政治や治安といったリスクが投資家の信用に影響しているとした。
AHMムスタファ・カマル計画相は、最近の送金の落ち込みにも関わらず、国の経済は政府の目標通り7.2%に達すると自信を見せた。
シェイク・ハシナ首相は1月12日の国民向けの演説で、新年度の成長目標は7.4%に定められたと話した。
第7次5カ年計画は成長目標を2017-18会計年度で7.4%、2018-19会計年度で7.6%、2019-20会計年度で8%とする。
だがWBは2017-18年度、6.5%と下向きの成長予測を出し、"送金収入の落ち込みと消費の低下"を挙げた。
IMFの新たな予測によると、2016年3.1%の世界経済は、2017年3.4%、2018年3.6%へと上昇する見込みだ。
さらに今年と来年のアメリカの成長予測を、先の予測より0.5ポイント近く上昇させた。ドナルド・トランプ次期大統領の減税措置やインフラ支出の底上げによるという。
アメリカ経済は今年2.3%、来年は2.5%成長するだろう。
IMFはさらに、世界に不均衡が広がり、保護貿易主義政策や報復危険性の増大という、もうひとつのシナリオについて言及した。
「世界経済状況への予想よりも厳しい締め付けが、結果として新興市場や低所得国の経済への圧力となることを意味します」
IMFは補足した。
バングラデシュ/Prothom Alo Jan 17 2017
http://en.prothom-alo.com/economy/news/136255/IMF-iterates-below-7pc-growth-for-Bangladesh
翻訳:米澤
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