グローバルシステムモバイルアソシエーション(GSMA)インテリジェンスによると、携帯電話はバングラデシュ人の53%に普及しているという。またユニークサブスクライバー(契約者固有ID加入者)市場の普及について、この国をアジアの中で平均よりも上に位置付けた。
モバイルインターネット普及率は33%をわずかに下回ると、GSMAインテリジェンスは調査報告書で述べた。
報告書は、携帯電話による影響を明らかにし、助けとなるような制度環境が整備されればさらなる成長の可能性があると主張する。
「GSMAインテリジェンスの調査結果は、携帯電話がバングラデシュ経済に貢献している事実をはっきりと証明しています」GSMAのブレット・ターヌットザー氏は話した。
携帯電話技術・サービスは、バングラデシュの2015年の国内総生産(GDP)の6.2%、130億ドル(1兆5千億円)を生み出したと報告書は記す。
加えて、携帯電話事業者や業界は、全国76万人以上に雇用の機会を与えたという。
「確実に増加する政策の枠組みを体系的に追い、市場の現状を認識し、投資や革新への規制上の障害を取り除くことで、バングラデシュ政府と国民は将来、多くのことを達成するでしょう」
ブレット・ターヌットザー氏は指摘した。
携帯電話業界は、普通税や携帯電話従量税、帯域免許で、政府の2015年歳入の10%にあたる24億2千万ドル(2777億円)を生み出したことを報告書は記す。
好都合なマクロ経済環境や市場拡大により、この業界は2020年までに170億ドル(2兆円)を生み出すだろうと、GSMAインテリジェンスは予測した。
予測によれば、2020年には85万人に雇用機会が拡大する見通しだ。
バングラデシュ/Prothom Alo Jan 18 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/136337/Mobile-tech-generates-6pc-of-Bangladesh-GDP-GSMA
翻訳:米澤
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