バングラデシュ政府は昨日、地方の中小企業(SMEs)を支援するため、アジア開発銀行(ADB)と2億ドル(229億円)の融資契約を結んだ。
経済関係局(ERD)のカジ・ショフィクル・アザム長官とADBバングラデシュ事務所の樋口和彦所長が、ERDでの融資契約に調印した。
「SMEs開発は成長を加速させ、貧困や所得の不均衡、地域格差を減少させる鍵です。この計画は地方の小規模事業や家内工業、特に女性が運営する事業を、長期的な資本へのアクセス改善によって支援します。さらに女性事業主が事業をより効率的に運営する能力を強化する手助けをします」
樋口所長は話した。
バングラデシュ銀行のヌルン・ナハル総裁は、第2次中小企業開発計画合意書に調印した。
この計画はダッカやチッタゴンなどの都市地域以外の、小さな事業に焦点を当てる。女性事業主に最低でも15%の援助が行われる。優先されるのは通常、融資へのアクセスが限られた日用品取引や小売業を営む女性だ。
計画には、起業化促進を目的としたインキュベーション(新事業に対し、国や地方自治体が支援する)施設設立を支援するため、貧困削減を目的とした日本基金から、200万ドル(2億円)の提供を含む。
支援は長期的な融資アクセスを押し上げ、公式部門、特に輸出産業への前後の結びつきを強化するため、中小企業の発展を手助けする。
バングラデシュ銀行とSME基金がこの計画の実行機関に、ADBと財務省金融機関庁がこの計画の執行機関になる。
バングラデシュ/Prothom Alo Jan 19 2017
http://en.prothom-alo.com/economy/news/136439/ADB-to-provide-200m-for-women-entrepreneurship
翻訳:米澤
#バングラデシュ #ニュース #アジア開発銀行 #融資
関連