政府はネパールとの間で、電力を生産して輸入する、水力発電プロジェクトに投資する契約を結ぶ。昨日、電力担当国務大臣が発表した。
ナスルル・ハミド国務相はダッカの講堂で開かれた記者クラブとの月例記者懇談会で、1カ月以内に契約を結ぶ予定だと話した。
バングラデシュはますます増え続ける電力需要に対応するため、国外を見据えている。政府は2021年まで全世帯に電力を供給する目標を立てるが、ここ8年で発電所が2倍以上になったにも関わらず、人口の3分の1は依然として電力にアクセスできていない。
政府はブータンにも同様の提案をしたとハミド国務相。
「ブータンとネパールから電力を輸入するため、インドはバングラデシュに領土使用を許可しました」
現在政府はインドから600メガワットの電力を輸入しているが、目標は近隣諸国から1万MWの輸入することだと、ハミド国務相。水力発電プロジェクトから電力を生産するには5?7年程度かかるという。
「赤字にならないよう、これらの輸入電力の関税を半分に抑えました」
レンタル発電所について国務相は話す。
国内の主要発電所がさまざまな理由で発電できないため、政府はこれらの発電所から電力を購入しているという。
また政府はベンガル湾で炭化水素資源を発掘する取り組みを始めたが、結果までに5?6年かかると補足した。
一方、国際的なガス供給網への取り組みの一環として、トルクメニスタン - アフガニスタン - パキスタン - インドガスパイプラインに接続することを、政府は協議している。国務相によるとパイプライン計画はかなり進展しているという。
また商品を国内同一価格で販売するため、電力省は液化石油ガス(LPG)に関する草案を作成したという。
この草案は1ヶ月以内に承認される予定だ。
バングラデシュ/The Daily Star Jan 22 2017
http://www.thedailystar.net/business/govt-plans-hydropower-deal-nepal-1348888
翻訳:吉本
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