政府は停滞している投資状況を打開するため、ビジネスプロセスを容易にする措置をとった。
今月末まで、投資家がビジネスを開始し、関連する許可と電力接続を取得するまでどれくらいの日数がかかるかについて、政府機関ごとにロードマップが作られる。
「2月1日から行動計画を実施します」
ダッカのショナルガオン・ホテルで開催された記者会見で、バングラデシュ投資開発機関(BIDA)のカジ・M・アミヌル・イスラム理事長が話した。
BIDAは各省庁の上級職員との行動計画見直し会合の後、記者発表した。
ビジネス環境の改善を通じ、政府は投資家に肯定的なメッセージを送ろうとしていると、イスラム理事長は話す。
この動きにより、世界銀行のビジネス環境ランキング176位から、2桁以内に移動することが期待されている。
バングラデシュは全体で2つ順位を上げたが、ビジネス開始という条件では7つ順位を下げ、122位まで下がっていた。
ビジネス環境ランキングの報告書によると、バングラデシュでビジネスを始めるには、手続き完了まで19.5日かかるという。これは南アジアの平均15.4日より4日も長い。
また企業が電力を得るには404日かかるとされ、これは南アジア平均よりもはるかに長い。不動産登録も244日かかる。
内閣府SDG(持続可能な開発目標)局のアブル・カラム・アザド主任コーディネーターは、政府の目標はビジネス開始までの時間を短縮することだという。
政府は100の経済圏と多くのハイテクパークを建設している。投資を誘致するにはビジネス環境を改善する必要があると、アザト氏。
投資許可、土地購入と登録、環境整備、融資と税金、公共施設との接続、物流、船積みに至るまで、改善の余地がある十分野が特定された。
投資家に迅速なサービスを提供するため、18省庁が地域の特定に取り組んでいる。
電力接続問題には多くの議論が割かれ、電力局は60日間で接続する計画を立てたと、アザト氏は話した。
銀行・金融局のMd・ユヌスル・ラーマン局長、歳入庁のMd・ノジブル・ラーマン長官も記者会見に参加した。
バングラデシュ/The Daily Star Jan 23 2017
http://www.thedailystar.net/business/govt-moves-improve-business-climate-1349284
翻訳:吉本
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