政府はジュートの使用をより増やすため、さらに11種類以上の農産物の梱包にこの天然繊維を使うことを決めた。
繊維・ジュート省の通知によると、新しく加えられた商品は、唐辛子、ウコン、タマネギ、ショウガ、ニンニク、豆類、コリアンダー、ジャガイモ、小麦粉、米ぬかなどだ。
「私たちは全ての人にルールを徹底するため、大規模な啓発キャンペーンを行います」
ジュート局(DoJ)のモスレウ・ウッディン局長は話した。
ジュート製品に対し、インドが反ダンピング税を課したとことで、このルールが追加された。インドは1月5日、国内産業を保護するため、バングラデシュとネパールから輸入するジュートとジュート製品に対し、反ダンピング税を課した。
バングラデシュのジュート製品輸出業者への1トン当たりの税率は19~352ドル(2144~3万9724円)で、ジュート製品の輸出に影響を及ぼす可能性が高い。
DoJが集計したデータによると、2015ー16年度、登録されたジュート製品82.5万トンのうち、17%がインドへ輸出されたという。
新しく加えた商品の梱包に使うことで、追加需要は72.6万俵(13.2 万トン)になると、DoJは見積もる。
バングラデシュは2014年末、環境に有害なビニール袋の使用を抑制するため、米、小麦、トウモロコシを含む6商品の梱包にジュートを使うことを義務付けた。
業界関係者は、この規則のため、ジュートの国内使用量は増加したという。
ジュート製品の生産量は昨年度、前年比11%増の96.3万トンになったと、DoJは推定する。
需要の増加は昨年の栽培シーズン、農家が栽培面積を増やすことにつながった。
バングラデシュ統計局の暫定データによると、2016-17年度、農家は73.8万ヘクタールでジュートを生産し、824.7万俵を収穫したという。これは前年に比べ9%増加している。
バングラデシュ/The Daily Star Jan 24 2017
http://www.thedailystar.net/business/jute-use-get-another-boost-1349911
翻訳:吉本
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