マレーシア企業との合弁会社

ベキシムコ製薬は、マレーシアを拠点とするバイオケア・マニュファクチュアリングと合弁会社を設立すると発表した。

ベキシムコ製薬はマレーシアのセリ・イスカンダル製薬企業団地における医薬品生産施設の建設で、バイオケアへ全面的な技術支援を行う。

ベキシムコが合弁会社の株式の30%を保有し、バイオケアが施設の資金提供と操業を行う。ベキシムコ製薬は声明で述べた。

「これが我々にとって初の海外での共同生産です」と、ベキシムコ製薬のナズムル・ハサン社長。

「国内の医療品産業を促進するマレーシア政府の取組みを支援することで、この合弁会社が患者や医者のまだ満たされていない需要に対処する手助けとなると信じています。この提携はジェネリック医薬品企業として、業界での存在感を強めていく我々の意気込みの表れでもあります」

プロジェクトの初期段階では定量吸入器生産施設が作られる。これは優れた生産工程として、マレーシア健康省から認可された。

この施設の最初の売り上げは2017年に見込めるという。会社側は提携による短期利益への大幅な貢献は期待していないと、ベキシムコ。

「しかしこの合弁会社はジェネリック医薬品製造会社として、ベキシムコの技術の重要な証明です」
会社は吸入器などの医療製品製造と供給を、マレーシア政府の経済変遷プログラムの下で行う計画だ。

マレーシア政府は、整備された医薬品生産施設の提供やジェネリック医薬品の性能改善、国内生産を促進するための政府調達資格の付与、国内の医薬品産業への投資を増加させるのが目的だ。

バイオケアの大株主バイオケアグループは、マレーシアの公共・民間両方の治療分野で強い立場にある。

ベキシムコはバングラデシュ最大の医薬品輸出企業だ。輸出先は50カ国以上にわたる。2015-16年度は1500万ドル(17億円)の医薬品を輸出した。

2015年の純利益は19億5420万タカ(28億1309万円)にのぼり、前年の15億2830万タカ(22億円)から増加した。

ベキシムコの株式は86.5~87.9タカ(124.5~126.5円)で取引され、ダッカ証券取引所の昨日の終値は87.2タカ(125.5円)だった。

ダッカ証券取引所のデータによると、ベキシムコ製薬の株式はスポンサーが13.18%、政府機関が28.84%、海外投資家が38.31%、一般投資家が19.67%保有する。

バングラデシュ/The Daily Star Jan 25 2017
http://www.thedailystar.net/business/beximco-pharma-forms-joint-venture-malaysias-biocare-1350562
翻訳:米澤
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