チッタゴン港、週6日運用

チッタゴン港と税関は、輸出入の通関手続きを迅速に進め、コストを削減するため、週6日の営業となる。

削減されたコストで輸出入の運送委託を精算する道筋を打ち出すため、昨日の歳入庁(NBR)が開いた会議で決定した。

港や税関利用者との討議後、合計14項目の決定が下された。

決定は承認を受けるため、推奨案として船舶省と財務省へ送られる。NBRの税関政策担当のMd・ファリド・ウディン氏が会議後に話した。

この動きは輸出入の能力を強化し、諸外国に勝つために必要だと、ウディン氏は補足した。

企業代表者や海運業者、運送業者、清算機関、バングラデシュ銀行(BB)、民間の内陸部コンテナー・ヤード運営会社、BGMEA(バングラデシュ衣料品製造・輸出業者組合)、BKMEA(バングラデシュ・ニット製品製造業・輸出業協会)の代表者が会議に出席した。

船舶省のジクラル・レジャ・カナム副長官、CPA(チッタゴン港委員会)会長のM・カレド・イクバル少将、チッタゴン税関のAFM・アブドゥラ理事も出席した。

その他の決定事項として、チッタゴン港湾局とチッタゴン税関は、チッタゴン港を通じた輸出入貨物の通関手続きを阻む問題を特定して解決するため、港湾・海事問題担当のCPAメンバーを委員長とする共同委員会を設立する。

また、評価に対する異議や誤った申告、港での託送品検査にかかる長い過程を削減するため、BBは信用状に品物の適切な記載を含めるよう商業銀行を指導することが決定した。輸入後、C&F(運賃積み込み条件)エージェントは、信用状に従って品物の明細を提出する。

また、コンテナの密集に絡み、30日経過しても輸入業者が港から引き取らない託送品の競売を定期的に開催することが決定した。さらにより多くの民間オフドック(岸壁から離れたドック)の設置や、既存の18カ所の内陸コンテナーヤード(ICDs)の拡大を推奨した。

参加者はガントリークレーン(レール上を移動する大型クレーン)のような必要機材の購入と、ポテンガ沿岸のベイターミナル計画を加速させるよう提案した。

保税倉庫内の競売所や自動車倉庫を一カ月以内に新設するという決定もなされた。また税関の人材不足についても言及された。

チッタゴン商工会議所のマフファズル・ホック会頭は、税関委員会は選んだコンテナの全過程検査を行うため、コンテナの配送が遅れるという。

最新ICDsを扱うための十分な設備を備えているのは、既存の18カ所のうち、6~7カ所だけだと、ホック会頭は話した。

バングラデシュ/The Daily Star Feb 03 2017
http://www.thedailystar.net/business/ctg-port-customs-remain-open-six-days-1355140
翻訳:米澤
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