バングラデシュ西部、ボグラ(Bogra)県サリアカンディ(Sariakandi)郡ハット・フルバリ・パスチムパラ村のノフィズ・ウディン・プラマニクさんは、両脚を失うという悲劇をものともせず、決意と努力によって賞賛すべき自立の見本となっている。
ノフィズ・ウディンさん(68歳)はかつてボグラの町でリキシャ引きをしていた。だが1982年と1987年の二度にわたる交通事故により、両足を切断しなければならなかった。地元ではミスター・アリとして知られているノフィズさんはいう。
「でも夫は人生の敗北を認めませんでした。彼はほうきを作り、それを売った収入で、家族を養いました」
妻のベリー・ベガムさんはいう。
「他にも子どもの揺り籠、団扇、色んな品物を運ぶコンテナ、竹を使った様々な家庭用品の作り方を覚えました」
べガムさんは付け加えた。
「その後、NGOからの融資を受け、品物を大量に作り、郡内のナルアメラやドゥルガハタ、バイグニ、ハットフルバニ市場で売り始め、もっとたくさんの収入を得るようになりました」
「同時に息子のビトゥルのため、CNG自動リキシャを買いました。家計も安定し、一人娘のビルキス・ベガムを嫁に出すこともできました。下の息子フェロズはHSC(高等学校資格証明試験)に向けて勉強しています」
「ミスター・アリは自立のため、障がいをものともしません。もし事業を拡大したいなら、我々は資金援助を提供するでしょう」
サリアカンディ郡のMd・アブドル・ラシッド社会保障担当官は話した。
バングラデシュ/The Daily Star Feb 06 2017
http://www.thedailystar.net/country/physical-challenge-no-barrier-mistar-ali-1356514
翻訳:吉本
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