標準以下の材料を使用したとして、メヘルプール(Meherpur)県ガングニ(Gangni)郡で学校を建設した会社が建物を壊し、再建するよう命じられた。
工事を請け負ったタマンナ・トレーディング・インターナショナルは地方行政技術局(LGED)の監督の下、建物の解体を始めたとメヘルプールLGEDのアジム・ウディン課長は話した。
「会社側が建物全体を建てなおすと約束したため、罰金は科されていません」
LGEDは昨年、ナビンプール政府小学校の二階建て建物の建築入札を公開した。タマンナ・トレーディング・インターナショナルは635.2万タカ(897万円)で作業を請け負った。
建設作業は11月に始まり、1階工事は12月末に完了した。
今年1月7日、建設後、わずか15日後に建物の階段が崩壊した。この事故により抗議の声が上がった。
地元住民や生徒の親、学校運営委員会は、粗末な材料を建設に使用したと、会社を非難した。
事故後、多くの保護者が子どもを学校へ通わせるのを止めたと、ヌルンナハル・シェリー校長は話す。
LGED事務所は建物の建設に使用された材料のサンプルを収集し、試験のためバングラデシュ工科大学に送った。
工科大の専門家はそれらは標準以下だと明らかにした。
「低品質材料の使用が事故の原因です」とアジム課長。「我々は会社側に欠陥のある建物を解体し再建するよう求めました」
タマンナ・トレーディング・インターナショナルのメヘルプール担当のアブドゥル・カレクエ氏は、会社側は指導を受け、建物を再建すると話した。
学校運営委員会のスモン・アリ委員長は、以前LGED職員に規格外の材料が使用されていると通報したが、彼らは全く留意しなかったと主張する。
「我々(運営委員会)は繰り返しガングニ郡LGEDのシャムスル・ハック課長補佐にこの問題を伝えましたが、彼は何の措置も講じませんでした」と、スモン委員長。
携帯電話の電源が切られていたため、シャムスル氏と接触することは出来なかった。
バングラデシュ/The Daily Star Feb 08 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/punishment-low-quality-construction-1357573
翻訳:米澤
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