銀行への苦情過去最多

銀行への苦情過去最多
バングラデシュ銀行(BB)は2015-16会計年度、銀行取引サービスに対する苦情を4530件受け取った。BBが顧客相談課を4年前に開設して以来最多となった。

昨日発表されたBBの顧客サービスに関する年間報告書によると、この数字は前年に比べて15.27%高いという。

「顧客からの苦情の多くが、基本的な銀行取引に関してだったというのは驚くべきことです」
BBのファズレ・カビル総裁は話す。

寄せられたうち約1562件の苦情は通常の銀行取引に対するもので、742件が融資やその他に対してだったという。

「信用状開設、本国通貨への交換、送金支払いが日常的な銀行業務ですが、顧客はそれらのサービスを受けるときに苛立ちを感じているのです」

カビル総裁は続けて、顧客サービスの質の低下に対して銀行を戒めた。

全体の苦情のうち、58.7%が民間商業銀行、28.28%が国営銀行、4.06%が外資系銀行に対するものだった。

顧客の不満が最も多かったのはソナリ銀行で、次いでブラック銀行、アグラニ、イスラム、ジャナタ、ダッチ-バングラ、バングラデシュ・クリシ銀行、ブバリ、ルパリ、西部銀行の順だった。

BBは9つの新銀行の一つファーマーズ銀行で最多の監査を行い、その数は19回にのぼった。

ナショナル銀行は2番目に多く、2015-16年度の監査は8回だった。アグラニ、NBR・コマーシャル、ブラック銀行、南部が監査回数の上位6行だ。

バングラデシュ消費者協会のグフラム・ラーマン会長は、苦情件数は業界の規模の割には少ないと話す。

「問題点を改善するため、BBに苦情を申し立てることができることを、顧客が知らないためです」

預金利率がインフレ率を下回ったため、BBに預金者の利益を保護する措置を講じるようラーマン会長は要請した。

「現在、預金利率はインフレ率より低く、これは想定外のことです。BBは利率を維持する政策を取ります」
カビル総裁は答えた。

能力のある人材不足のため、銀行サービスは悪化したと、バングラデシュ銀行家協会のアニス・A・カーン会長は話す。

顧客に対する銀行職員の誤った態度について聞かれたBBのアブ・ヘナ・Md・ラジ・ハサン副総裁は、それに関しては銀行職員規則に罰則規定があると話した。

バングラデシュ/The Daily Star Feb 08 2017
http://www.thedailystar.net/business/complaints-against-banks-highest-four-years-report-1357540

翻訳:米澤
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