日本企業が鉄道橋を設計

内閣委員会はジャムナ川の分離された鉄道橋の具体的な設計準備やコンサルタントに日本企業を指名し、鉄道省に伝えた。

政府は2023年までに約973.4億タカ(1372億円)の費用をかけ、既存のボンゴボンドゥ・ジャムナ橋の上流300メートルに4.8キロの橋を建設することを目指している。総費用のうち、日本国際協力機構(JICA)が772億4千万タカ(1088億円)を融資する。

内閣購入委員会は昨日、詳細設計と提出書類の準備支援、監督作業のためのコンサルタント業務を、日本のオリエンタル・コンサルタント・グローバル社が率いる合弁会社に、79億5千万タカ(1120億円)で委託することを承認した。

合弁会社に参加する企業は、バングラデシュのディベロプメント・デザイン・コンサルタント社と、サブコンサルタント・ACE・コンタルタント社だ。

プロジェクトの融資契約は2016年6月30日、バングラデシュとJICAの間で調印された。昨年12月には、国家経済会議実行委員会(ECNEC)が、分離した鉄道橋案を承認していた。

車体の速度や荷重制限などの様々な制約により、現在ボンゴボンドゥ多目的橋は全面使用できないため、ジャムナ川にかかる鉄道専用橋の建設は急務だと、鉄道省職員は話した。

ボンゴボンドゥ橋は北部地域と首都ダッカを接続する。現在の容量では、一日列車22本が通過することしかできない。

だが旅客車両や貨物車両を走らせる需要は増加している。座席に限りがあるため、乗客はしばしば車内で立ったまま移動すると、バングラデシュ鉄道(BR)の職員は話した。

現在旅客車両20キロ、貨物車両16キロの速度制限があるが、元々の設計では制限速度は時速40キロだった。

橋を渡る際、列車は貨物車両2両を引っ張ることが出来ず、貨物車両は荷物を積んだ車両の間に空のコンテナをはさむ必要がある。

トランスアジア鉄道(TAR)を経由してインド、ネパール、ブータンと地域間接続する案は、鉄道の大きな可能性を生み出すだろう。プロジェクトが承認された際、計画省は報告書で述べた。

TARはヨーロッパとアジアの統一された鉄道ネットワークを作るためのプロジェクトだ。

鉄道回廊や通過経路はボンゴボンドゥ橋を使用することになっているため、ジャムナ川に鉄道専用橋がなければ、バングラデシュはこの機会を生かすことができないだろうと、鉄道省の担当者は話した。

バングラデシュ/The Daily Star Feb 09 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/japanese-firm-design-2nd-railway-bridge-1358032
翻訳:米澤
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