公園に来る人々

公園に来る人々
日曜日、午前7時30分。色や濃さ、大きさが様々な緑葉のすき間から、早朝の太陽が揺らめいている。街は深いまどろみから覚めようとしていた。

私は娘を学校へ送り、彼女の試験が終わるのを外で待っていた。2時間も暇をつぶさなければならなかったので、ダッカ(Dhaka)のバハドゥル・シャー公園を散策することに決めた。以前、ビクトリア公園として知られていた場所だ。

公園に入って驚いた。朝の散歩やジョギングをする人からボディビルダーまで、様々な年代の人たちで公園が賑わっていたからだ。ある人は大きな歩幅で歩き、ある人はストレッチで腕を動かしていた。

公園を囲む木々は、時が経つほど熱くなる太陽から彼らを守っているようだった。

女性や子ども、高齢者など、毎日2千人が公園へやって来ると、散歩していた人が話してくれた。多くの人々が30~60歳だ。

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研修を受けた2名の医療従事者が2カ所の入り口に座り、血圧や血糖値など、基本的な健康チェックを提供する。多くの人は糖尿病のために歩きに来るという。

国際糖尿病連合によれば、2015年時点でバングラデシュの糖尿病患者は7100万人だった。血糖値をコントロールするため、糖尿病患者に運動は不可欠だ。

運動をしにやって来る人にとって、公園は理想的な場所だ。

不幸にも、市内の公園は急速に姿を消している。

公園を人が集まる場所にしようとするボランティア団体が5つある。スプロバット・サンガはその一つだ。

2002年、公園を訪れる人々で結成された団体だ。現在、250名のメンバーがいると、スプロバット・サンガのアンワール・ホサイン会長は話した。

散策していると、公園の片方の入り口に座っていた看護師ディン・モハマド・ルモンさんに会うことができた。

ルモンさんともう一人の看護師は毎日、公園に数時間いる。約100人が血糖値や血圧のチェックや、体重を量りにやって来る。チェックには30タカ(43円)かかる。

「健康状態が良くない人を見つけたら、私たちは国立病院に行くようアドバイスします。ここから数メートルの場所にあります」
ルモンさんは話した。

バングラデシュ/The Daily Star Feb 09 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/life-it-victoria-park-1358011
翻訳:米澤
#バングラデシュ #ニュース #公園 #健康