現在の経済成長を維持するため、バングラデシュは民間投資を増やす対策を取る必要があると、アジア開発銀行(ADB)の張文才副総裁は木曜日話した。
「投資しやすい環境を確保するためにも、バングラデシュのインフラ開発は急務です」
ADB副総裁は訪問中のダッカで開かれた会見で話した。
バングラデシュは国内道路を接続し、同時に地域接続を発展させることも重要視する必要がある。ADBはこの先5年間、バングラデシュに80億ドル(9073億円)を融資すると補足した。
ADBは昨年、プロジェクト数件の実施で12億ドル(1364億円)を融資したと張副総裁。支援は今年、18億ドル(2041億円)から20億ドル(2268億円)へと増加する。
バングラデシュの2016-17会計年度の経済成長率は6.9%となりそうだと、張副総裁は予測する。バングラデシュは数年連続で6%以上の成長率を達成してきたが、現在の経済成長率を維持するため、インフラ開発の分野へ投資を増やす必要があるという。
また、ダッカのホーリーアルチザンベーカリーへのテロ事件後、バングラデシュ国内の開発パートナー事務所や様々な開発プロジェクト現場のセキュリティ強化に、満足の意を表明した。
持続可能な開発目標(SGDs)達成のため、張副総裁は地方経済のてこ入れを提案した。またバングラデシュは気候変動によって最も被害を受ける国のため、ADBは気候変動の影響を最小限にする支援を続けると補足した。
バングラデシュ滞在中、中等学校を訪問し、教師や生徒と話をしたと張副総裁。生徒は教室でマルチメディアを使用していたと話した。
バングラデシュ/Prothom Alo Feb 09 2017
http://en.prothom-alo.com/economy/news/138763/ADB-for-raising-Bangladesh-s-private-investment
翻訳:米澤
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