若者、特に女性の技能を向上させ、雇用機会を増やし、経済基盤を拡大し、収入を押し上げるため、政府はアジア開発銀行(ADB)と1億ドル(114億円)の融資契約を結んだ。
これは就労スキル投資プログラム(SEIP)のため、ADBに2014年に承認された3億5千万ドル(401億円)のマルチトランシェ融資の第2分割分だ。
ADB援助の残金は融資期間が終わる2024年までに支払われる見込みだと、ADBは声明で述べた。
ダッカで行われた調印式で、経済関係局のカジ・ショフィクル・アザム局長とADBバングラデシュ駐在事務所の樋口和彦所長が署名した。
「プログラムは経済基盤の多様化や拡大とともに、バングラデシュが収入を高める道のりを歩む下支えとなります。人々、特に女性たちに良い仕事を提供します」
樋口氏はいう。
SEIP第2分割分は優先的に9つの産業研修プログラム、3つの業界団体(バングラデシュ農産物加工業者協会、ホスピタリティ・観光事業産業技術議会、バングラデシュ女性商工会議所)、15の研修提供者を支援する。
バングラデシュ人の海外出稼ぎ労働者の技能、特に経営能力の向上は、拡大されたプログラムで重要な目標だとADBはいう。
声明によると、2021年まで24万人以上(うち30%が女性)が研修を受けるという。
SEIP第2分割分は合計で1億3300万ドル(152億円)の費用が見込まれる。プログラムには1億ドルのADB援助に加え、バングラデシュ政府から2500万ドル(29億円)、スイス政府から450万ドル(5億円)、民間から350万ドル(4億円)が融資される。
ADB第2分割分の融資期間25年、猶予期間5年、年間利率2%となる。
バングラデシュ/The Daily Star Feb 15 2017
http://www.thedailystar.net/business/100m-adb-loan-skills-development-young-workforce-1361416
翻訳:米澤
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