ダッカは年間12万2400人の命を奪う、世界第2位の大気汚染都市にランクされた。
世界の大気状況報告書2017によると、デリー(インド)が1位で、カラチ(パキスタン)が3位、北京(中国)が4位だった。
大気汚染は世界の主要な環境死因で、世界人口の92%が不健全な地域に住んでいるという。ボストンにある健康影響研究所(HEI)の報告書が火曜日に述べた。
インドとバングラデシュは1990年から2015年の間、大気汚染レベルが急上昇していると報告書は指摘する。
バングラデシュ、インド、パキスタンは、米国と日本で最も低い微粒子性物質2.5(PM2.5)の5~10倍の数値を記録したと報告書は示す。
PM2.5は大気中の水準が高いと、健康懸念となる大気汚染物質だ。この小さな粒子は可視性を低下させ、レベルが上昇すると景色が霞んで見える。
大気汚染の最重要要素である微粒子物質への長期暴露は、420万人を早期に死亡させ、1億300万人に健康被害をもたらした(2015年)。大気汚染は喫煙や高血圧など、健康リスクによる死因の第5位に位置する。
世界の死亡者の半数以上が、中国とインドが占めたと報告書は述べている。
「我々は世界中で大気汚染が増えていることを目の当たりにしています。そしてこの報告書やウェブサイトではなぜ大気汚染が早期死亡の大きな原因なのか、詳しく説明しています」
ワシントン大学健康メトリック評価研究所やブリティッシュコロンビア大学と協力して報告書を出した、HEIのダン・グリーンバウム所長は話した。
暴露の増加や人口増加、高齢化に伴い、インドと中国が世界最大の大気汚染被害を受けていると報告書は記す。2015年の大気汚染による早期死亡者は、両国とも110万人を数える。
木炭などの固体燃料や石炭火力発電所、農業廃棄物などの野燃きが、大気汚染の最も大きな原因になっている。
最も人口の多い10カ国の中で、バングラデシュとインドのPM2.5の暴露率が最も高く、2010年以降急激に増加しているという。
バングラデシュ/The Daily Star Feb 17 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/dhaka-2nd-among-cities-worst-air-pollution-1362556
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #大気汚染
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